ジビエ料理 [2014年2月19日23:45更新]

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罠や猟銃での狩猟を生業とする猟師も高齢化が進み、危険な作業に見切りをつけて廃業に踏み切る猟師も多く、鹿や猪などの動物が野放し状態となり、繁殖した動物によって農作物の被害も出ており、地方自治体も対策に追われている。

しかし野生の動物を捕獲しても処理に困る例が多く、各自治体では処理経験者を育成、また処理場を開設し道の駅などで販売を始めた。

狩猟で得た動物などを材料にした、「ジビエ料理」をアピールしようと、福岡県も県下のレストランに材料を提供し始めたまでは良いが、経験の浅い料理人は牛肉や豚肉の感覚で調理して、材料の吟味が出来ておらず苦労している。

野生動物は季節や大きさによって肉質が変り、特にメスとオスでは煮たり焼いたりする時間が、異なってくることを熟知しておくと、更に美味しく食べることが出来る。

野生動物の捕獲用品を製造販売している、㈱三生(さんせい)代表の和田三生氏は、長年に亘っての狩猟経験から捕獲器具を考案し、さらに自宅で解体を行いながら、後継者育成のためにセンターを開設し、各自治体の要請に応えている。

近い将来ジビエ料理ブームが訪れる可能性もあり、店の看板料理にするにしても、鹿や猪の習性や調理方法など、一度訪ねて話を聞くと非常参考になるだろう。

㈱三生:佐賀県鳥栖市轟木町942
TEL:0942-83-3704