うきは市長選・権藤英樹氏が見事に当選!

うきは市長選挙には、現職で3期目の高木典雄市長(72)が引退し、新人3人が立候補していたが6月30日に投開票が行われた。

開票の結果、元市議会議員の権藤英樹氏(48)が4784票、自民党・公明党推薦の元福岡県議会議員小河誠嗣氏(70)が4281票、日本郵便社員の中島洋次郎氏(43)は2040票となり、12年ぶりの市長選挙は権藤英樹氏が見事に当選を果たした。

うきは市は人口2万7000人余り、若者の定住や農業、上水道整備など課題も多いが、若さ溢れる市長として額に汗を搔き、頑張って頂きたい。



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どげんね!うきは市長選

現職で3期目の高木典雄市長(72)が引退し、新人3人が立候補を予定している、うきは市長選挙の告示を1週間後に控えた16日に有志主催による立候補者座談会が開催された。

主催したのは、「どげんね!うきは」、地元在住のレストラン経営者、書店経営者、言語聴覚士の3人が共同代表を務め、対話を通じた町づくりをコンセプトに令和4年から活動をしている。

当初より上水道問題を取り上げ「どげんね水」や「どげんね!子育て!~教育の巻」などをテーマとした企画を行なうなど、日々の生活面や政治と市民を繋ぐ取り組みを活発に行なっている。

投票証明書があれば、市内の飲食店で特典が受けられるようにするなど、店舗経営者ならではの視点と実行力が注目されている。

「どげんね!選挙!ガチで決めなきゃうきはの未来」と題された座談会は、ステージに候補予定者3人らが聴衆と向き合う形、事実上の公開討論会といった様子で、会場には予約不要の託児所も用意される中、子供連れの家族や若者から高齢者まで幅広く約120名の参加があった。

参加した立候補予定者は元福岡県議会議員の小河誠嗣氏(70)、市議会議員の権藤英樹氏(48)、日本郵便社員の中島洋次郎氏(43)の3人。

そんな中で一人ベテランの小河氏は、同市の大きな課題が分かっているからか、前向きな発言があまり感じられず、控えめな態度が印象的だった。

40代の候補予定者2人のうち、政治経験のない中島氏は若いだけに自身がやりたいことを発言する姿勢は素晴らしかったが、うきは市の課題をしっかり把握できているのか疑問が残った。

現職市議である権藤氏は1期目ではあるが、民間企業勤務や労働組合での活動など下積み経験もありバランスが取れていた様に感じた。

若き有志らの努力により、うきは市民が選挙への関心が高まる理想的な環境が整っており、3人の候補者たちが短い選挙期間にどのような熱い想いを市民に届けられるか注目したい。



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うきは市長選挙は拮抗

福岡県の南部、筑後地方に位置し平成17年3月に浮羽町と吉井町が合併して誕生した「うきは市」、人口は約2万6500人であるが果物の産地として人気があり、桃や梨、イチゴ、ブドウ、近年は特にシャインマスカットが大人気、周辺にはお洒落なカフェやレストランも誕生し週末はもちろん、平日でもたくさんの観光客が来て賑わっている。

そのうきは市であるが、現職で3期目の高木典雄市長(72)が今季限りで引退を決意、後継指名を出さない中で3人の候補が名乗りを上げ、6月23日告示、6月30日投開票に向けて前哨戦を繰り広げている。

立候補を表明しているのは、元福岡県議会議員の小河誠嗣氏(70)と、市議会議員の権藤英樹氏(48)、日本郵便社員の中島洋次郎氏(43)の3人。

小川氏は昨年の県議選において、旧うきは市選挙区が久留米市選挙区の合区となった影響を受け次点で落選、今回は自民党の推薦を得て選挙戦に挑んでいるが、年齢や体調を気遣う声も聞かれる。

権藤氏は西日本鉄道の元社員であったが、同4年4月のうきは市議会議員選挙に立候補し初当選、子育て支援の充実や積極的な経済振興を提案してきた中で幅広い支援を求めている。

一方で中島洋次郎氏は、日本郵便㈱の内部監査部監査職、生まれ故郷であるうきは市(旧吉井町)を思い立候補を表明、ネット戦略にも長けており3人の中では一番の若手であるが、出遅れ感もある中でどこまで浸透させられるかに注目が集まる。

いずれにしても同市は、上下水道敷設やごみ処理・し尿処理施設整備など課題が山積、市民の意見が割れることも十分に想定され、市政運営には並々ならぬパワーが必要と思われる。

福岡市から近く観光客も増加傾向、非常にポテンシャルが高いうきは市、現時点では3者が拮抗した状況となっている。

新市長には更なるうきは市の発展を望むだけに、熱い地元愛で真っすぐ最後まで走り続けた人が勝利を手にするだろう。

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うきは市に半導体工場誘致?

昨年末、地元紙が「福岡県とうきは市が半導体メーカーの誘致を念頭に、同市西部に約27haの工業団地の造成を計画、2029年度から分譲開始を目指す」と報じた。

昨年北九州市がPSMC(台湾)という半導体工場の最終候補地に残りながら、工期が間に合わないとの理由で落選したため、来たる需要に備え 予め造成を進めておくという。

熊本県菊陽町へのTSMCの第2工場建設も決まり、経済効果は計り知れないものがあるが、こと「半導体」に関しては重大な不安材料があることを強調しておきたい。

うきは市が選ばれる理由に、半導体の製造工程で必要な水資源として豊富な地下水がある点が挙げられている。
うきは市が公表している資料によると、現在年間619万㎥(生活用256万㎥、工業用239万㎥、農業用124万㎥)を汲み上げている。

菊陽町のTSMCは日量1.2万㎥、年間438万㎥を汲み上げるとされており、うきは市で同規模の工場が稼働すれば井戸枯れを起こすなど、水の安定供給ができなくなる可能性があるという。
また、工場排水についても、既存の下水処理施設では間に合わないため増設の必要性や、筑後川の漁協が反対するのは確実でハードルは高いと思われる。

特に、半導体の製造過程で使用される化学物は、毒性が高く種類も多いことから環境汚染が心配され、台湾や米国では半導体工場が原因と見られる深刻な事例が報じられている。
環境アセスメントとその対策は、事業者自身の良心と努力によるところが大きく、海外企業がどこまで環境保全について真剣に取り組むかというと疑問符が付く。

「熊本の特需を福岡に」と前のめりになる気持ちは分かるが、半導体工場には取り返しがつかなくなる様なマイナス面も多いので、うきは市への誘致は慎重に検討する必要があるだろう。

参考記事→ うきは市「うきはの恵水(めぐみ)」

文化財の古民家一棟貸し・うきは市

フルーツで知られる うきは市の山奥に、国の重要文化財「平川家住宅」に代表される 茅葺(かやぶき)の農家住宅が点在する地区があります。
その中でも最も奥まったところにあるのが、注連原(しめばる)住宅です。
注連原住宅は、茅葺屋根を特徴とする平屋の寄せ棟造りで、土間や縁側など伝統的な日本家屋、現在は市営の宿泊施設として甦り、地域の「注連原村村つくり会」(代表 尾花 光さん)が指定管理者として管理しています。

最大7名のふとんやベッドが備え付けられ、トイレやお風呂もきれいで使いやすいです。
ご飯は基本、自炊となっており、希望すればBBQ台も借りることができます。

静かな集落で、横を流れる隈上川の音と風を感じたり、星空を眺めたり、都会の喧噪から離れ、一晩過ごしてみませんか。

茅葺屋根の中を見ることもできます!
宿泊に関する情報はこちらから。

筑後吉井・おひなさまめぐり

江戸時代、豊後街道の宿場町として栄えた、うきは市吉井町、白壁土蔵の家々は平成8年に文化庁より「伝統的建造物群保存地区」に選定され、町並み保存に取り組んでいる。

平成5年に始まった「筑後吉井おひなさまめぐり(4月3日迄)」、町内数カ所でのお雛様飾りの展示と催し・体験が行われている。

筑後川を渡れば原鶴温泉、桜の開花予想も今週から、見所多い吉井町まで足を伸ばし、散策してみてはいかがだろうか。



 

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寺嶋拓哉&熊谷香希 二人展

福岡市中央区のギャラリーとくなが(福岡市中央区大名2-7-11斎藤ビル1F)で、共にうきは市を拠点に絵画制作をする2名の作品展が始まった。

寺嶋 拓哉さん(21)は、うきは市出身、ポップアート的な明るい色彩が特徴で、2017JTBパラリンアートで優秀賞に入選した経歴をもつ。
熊谷 香希さん(24)は、朝倉郡東峰村出身、緻密な点描の手法が特徴だ。
二人の作品24点を展示中。開催は7日(午前11時~午後6時)まで。入場無料。



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矢野家・蔵ギャラリー

うきは市吉井町は白壁の町として、国内だけでなく海外からの観光客も増え、特に2月上旬からは自慢の雛人形を飾り「筑後吉井おひなさまめぐり」が開催され、白壁の町が一段と華やかになる。
中でも町の中心にある矢野家の蔵は、旧家だけに天保14年(1843)に建てられたと言われ、本格的な土蔵作りには風格もあり、今はギャラリーとして多くの芸術家が、個展やグループ展が開催されて賑わっているようだ。
2月10日から17日までは、現代画家である仙頭利通氏の、「Acrylic paintings&reliefs そらのタネそして意識の夜明けより」が開催される予定、古い土蔵のギャラリーと、現代アートの絵画が展示されバランスを楽しむのも面白いのではないだろうか。

 
矢野家・蔵ギャラリー (うきは市吉井町1238)
2019年2月10日(日)~17日(日)
AM11:00~PM5:00
連絡先 090-7447-0322(仙頭)



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冬の吉井町

平成の合併で吉井町は、うきは市に合併されているが、福岡から車に乗ると1時間で行ける、白壁で象徴される吉井町は健在で、1月は雛祭り前で訪れる人も少なく、少し寒いがノンビリと散策するには、絶好の季節ではなかろうか。
散歩の途中街角で見つけたのが、140年前の町家を店舗に改装した「蛭子町珈琲店」、店内には丸テーブルがあり椅子に座ると、昔ながらのガラス戸越しに、冬のやわらかい日差しが心地良く、つい時間を忘れさせてくれる店である。
若い店主自らが店の奥で焙煎した自慢の珈琲を飲みながら、会話を楽しむ実にノンビリしたひと時を過ごすことが出来、一度行くと癖になる店だ。

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