10月16日に告示された大川市長選挙が、23日の投票に向けて本格的に動き出した。
立候補したのは、元JA福岡中央会職員の倉重良一氏(39歳)と、過去に大川市長を1期勤めたことのある江上均氏(54歳)の2名で、それぞれ9時から出陣式を行なった。
この選挙は、全国でも注目を集めている衆議院福岡6区の補欠選挙にと連動しており、自民党福岡県連は江上候補を推薦、また民進党福岡県連も推薦しているが、地元である自民党大川支部は倉重候補を支持で、完全な捻れ現象。
そのため、動向が注目されていた大川三潴地区選出の秋田章二自民党県議は、倉重事務所に応援の為書は寄せていたのだが、出陣式には衆院選補選に立候補している、鳩山二郎候補も駆けつけたこともあり、板ばさみになったのだろう、本人は顔を出さず、奥方が代理で出席していた。
一方の江上候補、「義の政治」を掲げる鳩山二郎候補と、市政後継者を任じる倉重良一候補の、一体となった動きに取り残された感が強い。
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大川市長選挙~公示
大川市長選挙の裏側
衆議院福岡6区の補欠選挙と同日の、10月23日投開票される大川市長選挙の取材で、先週金曜日大川市を訪れた。
最初に立候補を表明した倉重良一氏は、地元大川出身で父親は福岡県農協中央会の会長、候補者自身も同じ中央会の職員で、39歳と働き盛りの好男子、地元での評価も高い。
選挙事務所も後継者として指名した鳩山二郎事務所の近くに構えており、二人のコンビネーションの良さを物語っている。
2番目に手を挙げた元大川市長で、自民党福岡県連の推薦を受けた江上均氏は、未だ事務所も構えておらず、選挙管理委員会に届けた連絡先も個人の携帯電話のみで、取材を申し込んでも電話には出るが、準備ができてないとして、結局面会は出来ずじまいだった。
電話での聞き取りの中では、13日に事務所の準備が整うとのことで、「立候補を取りやめることはないか」との問いには、「立候補する」とはっきり答えていたが、先行きは不透明な印象を受けた。
また大川市内のいくつかの企業を訪れ取材した中で、江上氏は資金的に厳しいはずだから、誰かが別の目的で江上氏の応援をしているのでは、という指摘があったのも事実だ。
これは大川・三潴地区選出の秋田章二県会議員が、福岡6区の補選で蔵内謙氏の支援に回ったことが関係しており、地元経済界の一部に反秋田の意識が高まり、2年後の統一地方選では大川・三潴地区県会議員選挙が4期ぶりに実施される可能性が高くなったためで、そうなると過去3回すべてが無投票だった秋田県議は、初めて投票の洗礼を受けることになる。
福岡6区補選に関して、大川市はほぼ鳩山二郎候補一色に染まった感があり、秋田県議に対してはかなりの不満が溜まっているようだった。
しかし秋田県議にも言い分があるのだろう。
倉重候補の事務所には秋田県議からの応援為書が掲げてあった。
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大川市長選挙
大川市長選挙は16日公示、23日投開票予定で行なわれる。
現時点で立候補を表明しているのは、元市長の江上均氏(54)と倉重良一氏(39)の2名で、あと1名は市長選挙にしようか、それとも大川市議会議員補欠選挙にしようか迷っているようで論外、実質的に両名の戦いになる可能性が高い。
元市長の江上均氏は市長経験が1期・4年あるが、退任してから既に11年が経過しており、今回は自民党福岡県連の推薦も得られるようだが、厳しい選挙戦を強いられるようだ。
それに比べると倉重良一氏は、学歴も職歴もスッキリしており、福岡6区補選で立候補している鳩山二郎氏が後任として推薦していることから、無所属で出馬する意向。
候補者の父親、倉重博文氏も悪評は聞かれず、JA関係者が一丸となって支援する模様で、地味ではあるが手堅い選挙が予想される。
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大川で県議会議員に立候補
福岡6区を地盤とする自民党福岡県連の実力者、福岡県議会議員原口剣生氏、井上忠敏氏、秋田章二氏、十中大雅氏の4議員が連名で、中身の程度がお粗末と評されている問題の「とびうめ」号外を送付している。
大川市は鳩山二郎前市長の辞職に伴い、市長選挙の真最中だが、自民党福岡県連が推薦する江上均候補を、大川市選出の秋田章二県議が応援するのか、関係者の注目が集まっている。
補選と市長選挙の結果は、10日に小池東京都知事が応援する候補者の当選次第で、2年後の統一選挙に大きな影響を与えかねないからだ。
政治に興味を持つ若者が議員や市長の秘書を経験し、大川市で2年間地道に運動し、さらに先生の後ろ盾があれば、立派な県議会議員になれることは間違いない。
福岡市や北九州市の政令都市と違い、地方の県議会議員は依頼される仕事も多く、やりがいのある仕事と思えるので、興味ある人は先生の門を叩けばよい。
即実行だ。
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