支持率があまりにも低すぎる蔵内謙氏の知名度を上げるため、大量の運動員が投入され、連日ローラー作戦が展開されているものの、効果が上がっているのだろうかと、昨日4日に再び久留米を訪れたが、ほとんど効果の程は見られず、今でも6区の有権者は自分たちの選挙の候補者とは思っていないようだ。
また蔵内謙候補は、あまりにも経験が乏し過ぎるとして、ここに来て、親族やごく親しい人たちの間からも、もう少し親の元で政治について勉強してから立候補しても遅く無かったのでは、という声も出て来た様子が聞かれるほど。
自民党本部が選挙後に当選者を追加公認すると公表したことで、公明党や農政連も両候補者をともに推薦せず、自主投票にすることを決定したが、両団体ともに鳩山二郎候補が優勢との声が高い。
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福岡6区・第18弾~自主投票
一人芝居だったか? 鳥越俊太郎候補
野党統一候補として鳥越俊太郎氏が、後出しジャンケンに乗って立候補を表明し、自民党の小池百合子氏と増田寛也氏の立候補で保守票が二分されていることから、鳥越俊太郎氏が当選確実と思った人は多かった。
ところが週刊誌2誌が、カビの生えたようなスキャンダルを報じた結果、女性票が他の候補者に流れて、支持率は一挙にダウンした。
参議院選挙をターゲットに、鎧の上に衣をまとった日本共産党は民進党に大幅な譲歩を行い、野党統一候補が各地で誕生した延長線として、東京都知事選挙に突入したものの、民進党最大の支持母体である連合東京が自主投票を打ち出し、共産党と距離を置こうとしたため、民進党幹部の面目は丸つぶれとなった。
連合という組織は確かに大きく強力だが、大きな組織になればなるほど、経営者側との距離が近くなり、戦う気力が失われるのは当然で、今回の都知事選で得票数という形で結果が出れば、世間が連合を見る目は今まで以上に変わってくるだろう。
組織の高齢化が進んではいるものの、ぶれない一本の筋が通っている共産党への期待感が大きくなり、民進党はかつての社民党と同じ道を辿り、党首が落選する組織に堕することも、時間の問題かもしれない。
鳥越俊太郎氏は尊敬する人物の一人だが、ジャーナリスト特有の他人に厳しく自分に甘いという心が、一人芝居の舞台へ登場させたようにも思われる。
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