書類偽造の疑い

NEXCO中日本が大島産業(宗像市)に発注した中央自動車道耐震補強の施工不良問題の取材を進めていたところ、契約書類が偽造された可能性があることが判った。

過去に類似した事件があった様に思え、記憶を辿ると1991年の共和汚職事件に行き着いた。
大手商社「丸紅」と筑豊地区の鉄骨加工メーカー「共和」による鉄骨資材の架空取引で、資金が政治家に流れた事件だったが、当時、県警が共和の内偵を進めていたところ、福岡地検との連携がスムーズでなかったため、大きな魚を取り逃がし、東京地検特捜部に持っていかれてしまったことを思い出した。

今回の事件は関東地区が舞台となっており、県警や福岡地検は余り熱心ではないようだが、不可解な支払いの迂回もあり、場合によっては大きな魚となり得るかもしれない。



続きを読む

建設業法違反の疑い

㈱大島産業(宗像市)がNEXCO中日本の橋梁耐震補強工事で手抜き工事をしていたことが報じられ、過去同社に発注した履歴のある国、自治体、高速道路会社がその対応に追われている。
本日11月9日、国会では野党が合同で、告発した㈱吉岡建築設計の吉岡会長を呼んでヒアリングを行う模様だ。

大島産業と同住所に㈲エイチ・ワイ・ディ(以下HYD)という会社があるが、大島産業は元請受注した道路工事の殆どを一次下請としてHYDに発注している。
両社の工事経歴書を確認したところ、複数の工事で配置技術者名が同一工事、同一期間で同一の氏名が記されていた。
もし同一人物であれば、建設業法違反疑いがある。



続きを読む

宗像で話題の建物

宗像市の神湊に、リゾート型分譲マンションとホテルを併合した建物がある。

開業当初はホテルの営業も順調であったが、時代に合った経営とリニューアルに後れを取り、最近は老朽化で消防設備の不備も指摘されている。

入居している住民同士のトラブルが絶えず、これまでパトカーが60回程出動したとの噂まである。

トラブルの理由は、マンションの区分所有者で構成する管理組合がホテルの経営権を有しており、ホテルの売却を巡って主導権争いが過熱していることである。

最近は都市部の住居を追われた暴力団が転居してくる情報もあるところから、福岡県警も注目していると聞く。



続きを読む

消防法令違反で営業続けるホテル

毎日新聞が2月11日付朝刊で、宗像市のホテルが消防法令などの違反を指摘されながら、改善をせず営業を続けていると報じた。

そのホテルは、宗像リゾートホテル(宗像市神湊651−2)であるが、一部の階で自動火災報知設備の故障、火災を知らせる館内放送など非常警報設備の故障、各階の防火戸が腐食により開閉困難など、少なくとも平成28年から消防から指摘を受けているが、経営難で改修費用を捻出できていないのが実情のようだ。

記事によると、同ホテルの経営者は取材に対し「危険な状況とは思っていない」と述べたそうだが、その根拠は不明である。

消防法令では、防火設備の「未設置」については公表することになっているそうだが、「故障」については公表対象となっていないという。

防火設備の故障中に火災が起きた場合、被災して不利益を被るのはホテルの利用者である。

消防署は、防火設備が故障しているという状況を把握している以上、利用者の命を守るという視点から、法令から一歩踏み込んでその事実を公表すべきである。



続きを読む

心配な宗像市?

北九州市と福岡市、二つの政令市の間にある宗像市は、海に面し自然豊かな文教都市として子育て世代に人気を博し、ベッドタウンとして発展してきた。

しかし、育った子どもたちは都会の大学へ進学、卒業後地元には戻ることもなく、次第に高齢化が進み、高齢化率は30%に達しようとしている。

それと共に空家が増加、市は平成29年に「宗像市空家等対策計画」を策定し、生活環境の保全に取り組んでいる。

しかし、行政の一部では対応も遅れがちとなっており、ある地域には福岡等から反社会勢力が進出し、住民の不安も高まっている。

怪しげな飲食店が増える前に、行政が中心となって早めの対応をしなければ、健全な市民は逃げ出していくだろう。



続きを読む

宗像市選出・よしたけ邦彦

宗像で生まれ宗像で育った、よしたけ邦彦氏は学卒後は外食産業に勤務した後、家業である神湊の老舗である㈱魚屋の代表に就任し、地元の支援もあって平成23年に県議会議員選挙に立候補し初当選、今回は保守系である緑友会の副会長として、3期目の挑戦に臨んでいる。
立候補を予定している3名の候補者から、公明党に推薦依頼を申請するも、過去の実績から早々と、よしたけ邦彦氏に推薦を決定し、選挙戦に望んで動き始めた。
世界遺産の名誉ある冠を見事に獲得した業績に、大きな貢献を果たしたのも事実で、更なる宗像市の発展にはよしたけ邦彦氏が必要なのは、市民が一番知っているはずだ。



続きを読む

宗像市県議会議員選挙

県議会議員定数2議席の宗像市選挙区は、前回無投票で伊豆美沙子議員が宗像市長選挙に出馬し、現職の吉武邦彦氏に加え、新人の井上正文氏が自民党の公認を得て立候補を表明し、更に福岡市の高島宗一郎市長が推薦した、元市長秘書の経験を持つ木村哲晃氏が加わり、福岡市の建設業者を巻き込み、三つ巴の選挙戦を行っている。
しかし、吉武邦彦氏と井上正文氏は、共に福岡県知事選挙は現職小川洋候補の支持を明確に表明した事で、両氏の指示をする市民は、オール宗像を旗印に纏まったようだ。
それに反して、木村哲晃氏を支持してきた支持者の中では、福岡市長高島宗一郎氏が武内和久氏の支持を表明した事で、副総理麻生太郎氏に今では嫌悪感を持っている宗像市民や、秘書時代の悪い噂が宗像市民に浸透し、一部支持者の離反が始まりつつある。
固定票の一票が移動すれば、二票の格差が生じる事になり、賢い宗像市民の動きは、4月7日の投票行動に現れるだろう。

宗像市・県議会議員選挙

4年前の宗像市を選挙区とする福岡県議会議員選挙は、吉武邦彦氏と伊豆美沙子氏が無投票で当選であった。

その後に伊豆美沙子議員が宗像市長選挙に出馬し、見事に当選し市長に就任したが、この選挙区は2人区のため補欠選挙は行われず、現職は緑友会所属の吉武邦彦議員だけである。

宗像市の自民党支部は一本化を目指して調整した結果、元市議会議員の井上正文氏に、自民党福岡県連の公認がスムーズに決定し、地元は大いに盛り上がりを見せている。

そこに突然旧玄海町長の子息である、木村哲晃氏が立候補を表明し選挙運動を始めた事で、静かだった宗像市の統一選挙が騒々しくなってきた。

木村哲晃氏の売りは、現福岡市長である高島宗一郎氏の秘書を8年間務めた事で、選挙パンフレットには高島市長と一緒に写った写真で秘書時代を強調している。

しかし頼みの綱の高島宗一郎市長の動きは何故か止まっており、また麻生副総理とのパイプもあるものの、福岡県知事選挙の絡みで麻生氏自身は露出を極力控えているのが現状、木村哲晃氏の知名度は広まっていない。

木村哲晃氏の応援には宗像市以外の企業が多く、地元有権者にはまだ浸透し切れておらず、厳しい闘いとなっている。



続きを読む

宗像市区県議選に吉武、井上氏を公明が推薦

公明党福岡県本部は推薦願が提出されていた、現職吉武邦彦氏(緑友会・立志会)、自民党新人井上正文氏(元宗像市議)の2人に、同党幹事会や党本部の了承を取り付け、3月9日に正式に推薦決定をした。
また水面下では、自民党の大物県議から公明側に、県議選に立候補を予定している木村哲晃氏からも推薦依頼もあった模様だが、木村氏の高島市長の私設秘書時代に、市長の政経セミナーのパーティー券問題や、博多中洲での豪遊ぶりなどが、支持母体の創価学会関係者から不安視され、推薦は徒労に消えた様だ。
公明側は支援の区割りを2人に分け、それぞれに支援体制を引く模様である。
木村氏には、公明関係者以外の一般市民からも拒絶反応が見受けられ、今回の県議選では非常に厳しい情勢の様だ。

続きを読む

宗像市長選挙

4月22日に投開票が行われる宗像市長選挙は、いずれも無所属新人であるが、自民公明推薦の元県議の伊豆美沙子(59),産業医科大学の名誉教授唐崎裕治氏(69),元市議の岩木久明氏(70)の、3名が立候補して争っている。 続きを読む