世に「あんぱん」は山ほどあれど、いつも食べたやキムラヤのあんぱん、というのが久留米市民の願いではなかろうかと、個人的には勝手に思っている。
東京銀座木村屋總本店から屋号を分けてもらった㈱木村屋(久留米市津福本町、萩尾広社長)の商品はいくつもあるが、中でも齢80年を超える元祖メロンパンの「まるあじ」、ホットドッグなのにハムが入っている「ホットドッグ」、そして真ん中がくぼんでいるため、断面図が横になった8の字、無限大のシンボルマークに似た「あんぱん」などが有名。
ところが、この久留米キムラヤの代表的商品である、「まるあじ」と「ホットドッグ」が、福岡のパン屋さんに移され、工場はその福岡のパン屋さんがそのまま運営するという。
「あんぱん」も移るかどうか不明だが、創業92年の歴史を閉じることになるのだろうか。
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