『博多駅ビルの中に、食堂街がいっぱいあるらしいけど、どこの店がおススメ?』
そんな声に即答できる頼もしさが、街を知悉しているアピールにもなり、シゴトが出来るというイメージの源泉にもなる。
博多駅ビルの食堂街は、その名を「くうてん」といい、9・10階の2フロアに及ぶ九州唯一の巨大食堂である。
そんな「くうてん」の全店舗を制覇した経験を、3回に分けて素直に書き置くことにしよう。
では早速、それぞれの利用シーンごとにベストワンを公開する。
ただし食には高い嗜好性があり、本稿とは印象が違ったなどというご意見は一切無用。
味が分からぬ食音痴など相手にしないので、念のため(笑)。
だが今回取り上げた店は、諸兄がこれまで根拠もなく一番だと思ってきたあの店よりも、確実に旨いであろうから安心されたい。
まずは、
① 家族で使うには?
中華の【四川飯店博多】(白垣店長)。
言わずと知れた中華の鉄人陳健一の店であるが、非常にリーズナブルなプライスタグのメニューが並び、接客のホスピタリティーが素晴らしい。
お勧めは、蒸し野菜とエビチリ、そして何より麺類は絶品ともいえる。
エビそばや五目そば、これらは並んででも食したい。
チャーハンも説得力ある味であり、冷めても旨いのは白米選びに起因する。
しかしどのメニューにも高い習慣性があるので注意。
なお、看板目メニューの麻婆豆腐は、口腔内が痺れ胃袋が焼けるほど荒れるので自殺志願者以外には積極的にお勧めできない。
つづいて、
②一人で使うには?
【ハカタステーション オイスターバー】。
つまりは牡蠣専門店。
特に中高年男性は白子不足に陥らぬよう、亜鉛の意識的補給が必要不可欠。
私などは牡蠣の効用で、夜の飛距離で言えばレジェンドであり、今でもK点越えにある。
同店は全国に店舗展開しており、近年上場を果たしたほどの勢い、そして市場から調達した資金で広島に牡蠣養殖場を作り、高い安全性を獲得している。
Hを教えるつもりが教えられている中高年には特に推奨したい。
しかし牡蠣はロシアンルーレットでもあるため、自己責任で食されたい。
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