糸島半島の突端、玄界灘に面した、北崎地区 [2017年8月1日11:16更新]

竜飛岬ではない。
北崎だ。

福岡市西区北崎は、数年前に「住みたいところ」として雑誌に掲載され、知名度をアップさせた糸島半島の東端にあり、福岡市天神からは僅か20キロ弱の距離で、東から反時計回りで目を転じると、能古島、志賀島、玄海島がすぐ近くにあり、北の突端、西浦崎を経て、西の糸島側には二見ヶ浦がある。

もともと北崎西浦地区は漁業の盛んなところで、近くには海釣公園があり、週末の唐泊や西浦漁港は、多くの釣り愛好者で賑わっている。

一方では農業も盛んで、西瓜の産地として近郊では有名だが、今年に入ってから北崎産の大根を使った「北崎ぶり大根」を、セブンイレブンが全国で販売を開始、徐々に知れ渡るようにもなり始めた。

こうした中、北崎校区の自治協議体「北崎よかとこ隊」は、正月に「西浦十日恵比寿」を、6月には「西浦さかなまつり」、また7月末の「三所神社夏越祭」などいろいろな催事を企画、観光客を呼び込んでいるが、スポット的なイベントでしかないため、糸島側に比べるとまだまだ観光地として成り得ていない。

そこで北崎地区小田にある福寿寺、平兮(ひらな)副住職を中心としたメンバーが、北崎ビーチで「海の駅北崎」を整備、今年4月29日オープンさせた。

北崎地区を活性化させるため、JR九大学研都市駅前と西浦を結ぶバス路線「西の浦線」を運行している昭和自動車とタイアップ、受け取った乗車証明書を飲食店などに見せると、店によりいろいろなサービスが受けられる取り組みを開始したのだ。

北崎へ、行ってみようか、楽しそうだ。