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(08年5月号掲載) 日本人は桜が咲くと宴を開きたくなるのだろう、先日福岡の著名人に1通の招待状が届いた。250キロを超えるマグロの解体ショーをメインとする催しの案内であった。主催者は、老人宅に悪質な営業を行い社会問題にまで発展し、監督官庁から指導を受けた「サニックス」(福岡市博多区)代表である。 同社のラクビー部は会社の業績に反し、トップリーグ残留が決定している。代表が個人で支えてきただけに、その喜びも充分に理解できる。だがマスコミで叩かれた本業のシロアリ駆除は、事件前の水準には回復していない。北海道で始めた発電事業も軌道に乗っておらず、最近は経営者としての資質を問う声も聞かれ始めている。ある経済人は「今はこのような派手な催しを行う時ではない。経費の無駄使い」と切り捨てた。 さらに、同社の裏には西日本シティ銀行OBのK氏の影が常に付きまとう。同行からサニックスに送り込まれ、亡くなった頭取と一緒に甘い汁を吸ってきたK氏のことを快く思わない経済人も多い。今回の宴も彼の発案という。 そんなK氏もいまやかなりの高齢で、かつての取り巻きの大半が第一線から外れている。現在、シティ銀行はサニックスへの融資に関して監督官庁から強い指導を受けている模様で「催しの当日は現役の銀行役職者の姿を見なかった」(ある出席者)。 「サニックスは第2の寿屋になった」と明言する銀行関係者もおり、同社への対応が今後厳しくなることも予想される。K氏の見栄や道楽で行った催しが「最後の宴」になることを懸念する。 (J)

