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(08年2月号掲載) 高齢化が進み年金受給者が増え、そこに社会保険庁の組織ぐるみのズサンさが露呈し、福田康夫内閣の支持率を大幅に下げる結果となった。次から次に発覚する不祥事に、政権政党である自民党は対応に追われている。 昨年11月から始まった値上げラッシュに、国民の大半は将来のことを考え、支出を抑える方へと向かっている。倹約ムードは個人から企業へと次第に広まり、資金の流れは中小企業を中心に萎縮状態が続き、不況色が濃くなって来た。 投資や貸し金などこれまで比較的黙認されていた項目があらためて見直され、督促が強まってトラブルや焦げ付きに発展、破綻につながるケースも出始めた。 福岡市・博多駅前に事務所を構える「神本アソシエイツ」(代表・神本剛男氏)に関する情報を1月に発信したところ、さっそく面白い話が届いた。舞台は大分市の「産学連携研究所」である。 各官庁や金融機関をだまし、まとまった補助金や融資を会社が受けると、紹介手数料と一時的な借用話を持ちかける。財務担当者を手玉に取り、まんまと数千万円を巻き上げたという。 すでに亡くなった大物政治家の「元私設秘書」を自称。その看板をフルに活用して、利権話を斡旋するのが主な「業務」だ。数年前にも、同じ手口で旅行会社から総額4億円を超える新幹線回数券を手に入れては換金し、詐欺容疑で逮捕されたことのある人物である。 経歴を証明する者は誰もいないのだが、その腕と話術はお見事というほかない。そんな人物が今も新しい獲物を求めて、福博の街をさまよっている。 (J)

