タグで検索→ | エー・エフ・シー 詐欺 カモ 高配当 事件
(07年11月号掲載) 「エフ・エー・シー」(福岡市)詐欺事件で、代表をはじめ関係者が多数逮捕された。当局の捜査が進むにつれて、経営の実態が解明され、マスコミが報じている。100万円の投資で毎月5万円の配当を謳ってはいたが、当初から破綻は予測されていた模様で、集めた現金の4割は配当に回していたという。過去の詐欺事件に比べると、ある意味非常に「良心的」ではなかろうか。 同社の営業を知ったのは、100万円を投資した友人が会社内容の問い合わせをしてきたのがきっかけで、会社が南区皿山から移転する直前であった。年利60%の高配当を聞いただけで、美味しい話ではあるが同時に怪しいと言わざるをえないと説明し、すでに投資した金は諦めるように強く言って友人を帰した。 数カ月後に訪ねて来た友人は、国産ではあるが新しい高級車に乗り、毎日好きなゴルフをやっている、と話した。結局、人の忠告は無視してさらに金を投資し、配当金を得ていたようだ。 定年を過ぎても会社に残っているほど、まじめで堅実な仕事振りを評価されていた友人だったが、なぜこんな危ない儲け話に乗ったのか、理解に苦しむ。 たった数カ月ではあるが、健康でゴルフ三昧の、いわば「バラ色の人生」を送ったのは事実である。だが「夢」の代償として数千万円は大きく、忠告を無視してのことだから周囲の同情も得られない。 株式の売買、先物取引など、周囲には金儲けの話が渦巻いている。最近の詐欺事件はビジネスと紙一重で、何事も 「自己責任」 の自覚が強く求められている。 (J)

