ゆずこしょう

~旬を味わう~

 色鮮やかな青唐辛子と柚子で作る「ゆずごしょう」が、大分の友人から季節の便りで送られてきた。

福岡で育ったため、20歳過ぎまで「ゆずごしょう」を知らず、間もなく始まる放生会で有名な、箱崎宮の門前にある屋台、「花山」で焼き鳥と一緒に食べたのが初めての経験だった。

新鮮な鰯のぶつ切りを豆腐や野菜と一緒に煮た鍋物を、柑橘類のダイダイを絞って醤油と混ぜ合わせ、唐辛子を入れて作った「ゆずごしょう」を調味薬に、よく食べたものだ。

新鮮な鰯は臭みもなく身離れも良い、実に美味しい庶民の鍋物だから、今年は故・石村一明さんの自宅を訪れ、仏壇の仏さんに手を合わせ、帰りに庭にあるダイダイの実をちぎり、長浜の魚市場で新鮮な鰯を仕入れ、友人と一緒に鍋を楽しんでみたい。

その頃には今度の福岡市長選挙に立候補するメンバーが出揃うだろうし、石村さんは前回の市長選挙で高島宗一郎氏を候補者に担いだ当事者だっただけに、あの世からどんな声を発するか楽しみだ。

今週からは箱崎宮の放生会も始まり、今や恒例となった幕だしもあり、帰りには新生姜を買って甘酸に漬け、旬を味わってみるつもりだ。


 

 

続きを読む