自民党の総裁選挙の開票作業が始まっが、福岡県は党員数 31,952人のうち、投票率が約65%という情報が入った。
これだけマスコミで騒がれているにも拘わらず、35%の党員が投票していないというのも不思議だ。
自民党所属の国会議員には、「党員1千人獲得」のノルマが課せられており、達成できなかった場合は罰則があるという。
その不名誉から免れるため、有権者名簿から本人の了解を得ないで名前を借りて党員登録をしている代議士も少なくない様だ。
今回の総裁選の投票が始まってから、「党員になった覚えがないのに投票用紙が送られてきた」という苦情が多かったそうで、最も多かったのが 河野候補を支持しているご高齢の某議員という話を聞いた。
事情があるかと思うが、さすがにそれは拙いだろう。
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総裁選、開票始まる
勝てないから「森友再調査」
自民党総裁選に立候補している野田聖子氏、週刊誌を訴えた裁判で 自身の夫が元暴力団と認定されたという報道に、「夫を信じている、事実無根」と主張するも、この1点だけでも 真相が明らかにならなければ 総理総裁にはなれない。
無論、岸田氏憎しの二階氏に深い考えがあってのことだろうが、なぜ立候補したのか素人には全く分からない。
野田氏が3人の候補者と異なる主張をしているのが、「森友学園問題の再調査」を行うというもの、岸田氏がブレたことで余計に目を引く。
だが、何とか滑り込みで立候補できただけで泡沫と見られており、森友問題の再調査が行われることは まずないだろう。
勝てないと分かっているから 主張していると勘ぐってしまう。
自民党には多種多様な意見があり、党内批判も受け入れる寛容さをアピールできることで、衆院選前の 自民党としては メリットがあると言えるのではなかろうか。
次の総理(後)~ 岸田氏が浮上するには ~
昨日の続き、世論調査における 次の総理であるが、6位に2%で 野田聖子元総務相と岸田文雄元外相が並んでいる。
野田氏については、夫が暴力団組員だったと書いた週刊誌を相手取り 名誉棄損で1100万円の損害賠償を求め裁判を起こすも、裁判所が 報道内容を真実として認定し 請求が棄却されたという報道があった。
二階派に所属、初の女性総理の呼び声はあるが、元暴力団の夫を持つ野田氏を推薦する国会議員が どれだけいるだろう。
1審判決なので 最終的に確定していないが、総理候補としては もうアウトだ。
さて、岸田氏、ここ数ヶ月で世論調査の数字が急落し 参議院の広島補選での敗戦は致命傷となっている。
しかし、4月26日の弊社記事をお読みなったかどうかは分からないが、ついに動き出した様だ。
福岡県民新聞:自民党の膿を出す! (2021年4月26日)
5月12日、党本部において二階俊博幹事長と面会、河合夫婦による買収の原資になったとの指摘がある 1億5000万円の使途について国民に説明するよう申し入れ、同時に「政治とカネ」の問題で 離党した議員に対し、説明責任を果たさせること等を求めている。
だが、二階氏は直前に与党協議を済ませるなど、岸田氏の手柄にならないように先手を打った様だ。
岸田氏が 与党内で再び浮上するには これに止まらず、全国で燻っている公認問題や 定年制の導入など強い態度で党内に提言していくしかないと思われる。
また、「森友問題で非公開となっている文書」、「安倍前総理による桜を見る会の私物化」、「総務省のNTT優遇」、「東北新社への便宜供与」などの真相究明について、国民の声を代弁していけば 再び世論調査の上位への返り咲きは 可能だろう。
安倍氏、3回目の登板?
かつては三角大福中、安竹宮と呼ばれた自民党のリーダーは、誰が総理になってもおかしくはないという印象はあった。
マスコミの世論調査では、次の総理候補として、河野太郎氏、石破茂氏、小泉進次郎氏、安倍晋三氏、岸田文雄氏、野田聖子氏、茂木敏充氏、西村康稔氏、加藤勝信氏、下村博文氏らの名前が上がるも、帯に短しタスキに長し、我が国を安心して任せられる人物が見当たらない。
対外的な日本の顔として、また国内をまとめられるリーダーとして、自民支持者には安部氏の再々登板を期待する声もある。
しかし、長期政権により 政治の私物化で霞が関は忖度集団となり、アベノミクスは失速し国民の格差は拡大、北方領土も拉致問題も成果を残せず、憲法改正も実現できなかった。
本人も3回目に意欲的と聞くがもういいだろう。
最新の世論調査
FNNが7月21日22日に行った、世論調査のデータが送られてきた中で、秋の自民党総裁選挙を見据えての質問に、安倍総理を含む6人の名前が挙げられ、1人を指名する方式で国民は何かを考えているようだ。 続きを読む
安倍内閣発足の裏話
前回5人の大臣を輩出した岸田派から、今回の第三次安倍改造内閣で入閣したのは、派閥の領袖で留任した岸田文雄外務大臣唯一人だったことから、持ち前の野次馬根性が頭を持ち上げ、早速取材を行うと納得する回答が得られた。
安保法案が成立する最中に自民党総裁選挙が行われ、安倍総理は再選される見通しはあっても、選挙せずに無投票で再選されたい気持ちが、非常に強かったのは周知の事実である。
ところが安倍総理の意に反して、立候補の準備を進めていたのが女性議員の野田聖子氏で、最後は推薦人の20人が揃わず、立候補を断念する一幕があった。
これに一役買ったのが岸田派ОBの古賀誠氏で、推薦人集めを裏で画策していたことが安倍総理の耳に入り、今回の仕打ちとなった経緯が漏れ聞こえてきた。
日にちは定かでないが時刻は午後8時頃、古賀誠氏の行動を知った岸田文雄氏は、急遽同時刻に派閥の議員に強引な召集をかけて、その場で安倍総理の推薦を表明し、何とか派閥の面子を保った。
一方で古賀誠氏の呼びかけに応じた議員は、福岡県選出の2人だったところから、安倍総理から麻生副総理も呼び出されて、何らかの要請があったとの話も伝わってきた。
だが第三次安倍内閣が発足したものの、既に多くの国民がアベノミックスを失敗と認めており、近い将来に経済の外圧が掛かるのは必定で、これらに対応出来るような内閣とは、とても思えないのだが。