安倍内閣発足の裏話 [2015年10月14日07:00更新]

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 前回5人の大臣を輩出した岸田派から、今回の第三次安倍改造内閣で入閣したのは、派閥の領袖で留任した岸田文雄外務大臣唯一人だったことから、持ち前の野次馬根性が頭を持ち上げ、早速取材を行うと納得する回答が得られた。
安保法案が成立する最中に自民党総裁選挙が行われ、安倍総理は再選される見通しはあっても、選挙せずに無投票で再選されたい気持ちが、非常に強かったのは周知の事実である。
ところが安倍総理の意に反して、立候補の準備を進めていたのが女性議員の野田聖子氏で、最後は推薦人の20人が揃わず、立候補を断念する一幕があった。
これに一役買ったのが岸田派ОBの古賀誠氏で、推薦人集めを裏で画策していたことが安倍総理の耳に入り、今回の仕打ちとなった経緯が漏れ聞こえてきた。
日にちは定かでないが時刻は午後8時頃、古賀誠氏の行動を知った岸田文雄氏は、急遽同時刻に派閥の議員に強引な召集をかけて、その場で安倍総理の推薦を表明し、何とか派閥の面子を保った。
一方で古賀誠氏の呼びかけに応じた議員は、福岡県選出の2人だったところから、安倍総理から麻生副総理も呼び出されて、何らかの要請があったとの話も伝わってきた。
だが第三次安倍内閣が発足したものの、既に多くの国民がアベノミックスを失敗と認めており、近い将来に経済の外圧が掛かるのは必定で、これらに対応出来るような内閣とは、とても思えないのだが。