カロリーオフセットプログラムとは、世界の食糧問題の解決に取り組んでいる、NPO法人 TABLE FOR TWO international(東京都港区、代表小暮真久氏)が推進しているもので、先進国の余分なカロリーを開発途上国で必要なカロリーに返還するプログラムのこと。
簡単に言うとカロリーの高い食事を低カロリーの健康食に切り替えて、差額分を寄付しましょうというもの。
具体的には、このプログラムに参加している企業が健康を意識して作った商品やサービスを購入すると、カロリー差額相当分が寄付金に充当され、この寄付金が開発途上国の菜園作りなどを通じて、農業の生産向上支援やインフラ整備に利用されるというもの。
西友・サニーの惣菜製造子会社の㈱若菜(埼玉県川越市)は、福岡と広川を含む全国9ヶ所の惣菜工場から、341店舗に商品を供給しているが、このカロリーオフセットプログラムを昨年4月17日に導入以降、今年6月までの1年余りで寄付総額は約1140万円となり、一昨年台風で被害を受けたフィリピン・レイテ島での農園建設に利用されたようだ。
若菜ではこの取り組みを続けるため、8月から対象商品を拡大、西友・サニー店頭で新たな商品販売を開始した。
一例を挙げると
・北海道産男爵芋のポテトサラダ(中) 198円
・生姜枝豆御飯と肉じゃが煮弁当 298円
・梅ひじき御飯と肉団子黒酢あえ弁当 298円
・チョレギサラダ 198円
ほか
なお、西友・サニーでは、昨年5月から取り組みを始めた、「アフリカへ給食を届けよう募金」を継続中で、顧客から寄せられた募金と同額を上乗せする、「マッチング寄付」も行っている。
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