そのJR九州住宅の令和2年3月期決算であるが、売上は24億6250万円と過去5年で最低、営業利益段階で1億4853万円の赤字を露呈し、最終利益も同様に9265万円の赤字、債務超過額は前期より約9200万円増えて9億3765万円にまで膨らんだ。
6期連続で債務超過、普通の会社なら倒産してもおかしくない。
それでも営業を続けられるのは、グループ会社からの借り入れを繰り返すことで延命するよう、親会社であるJR九州の執行部が判断しているからだ。
現在、北九州市の下請け会社から施工代金の未払いで訴えられているほか、施工した物件の1年点検を拒んでいるとの情報もある。
「無い袖は振れない」かもしれないが、下請け会社や施工物件の入居者に罪はなく、グループの責任で速やかに支払うべきだ。
これも前社長時代(平成25年6月~同30年6月)のコンプライアンス違反に遠因があると思われる。
平成30年10月に発覚した同社の住宅ローン融資書類の不正の際、JR九州は第三者委員会を設置し素早い対応を取り、再発防止をアピールした。
粉飾決算は、その年の3月に行われていたわけで、本当なら内部の不正にメスを入れるべきだったと言える。
ところが、第三者委員会のヒアリングに肝心要の前社長を召集しないまま委員会は終了、早期の幕引きを図った。
今こそJR九州は第三者委員会を再度設置して、粉飾に至った経緯、5億円以上が回収不能となった不良債権の原因を調査し、株主に説明をするべき時ではないだろうか。
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JR九州住宅・令和2年3月期決算(後)
ファミマの次はJR?
大手コンビニの頭の良い社員が、取引先の不動産屋と組んで、出店の時に生じる不動産の賃貸取引を若干複雑にし、間で生じる利益7900万円を、懐に入れていたのが発覚し、詐欺の疑いで逮捕されたのをマスコミが報じていた。
逮捕されたコンビニの社員が、ここ数年の間に行った同コンビニ会社の出店数はかなりの数字と言われており、また取引先の建築会社からも同様の手口で、かなりの現金を抜いていた噂を聞いた事があり、その被害は数億円との噂も聞く。
同様の噂をJR九州の子会社でも聞かれ、頭の良い社員は子会社に出向して、結構美味しい汁を吸っている話もあり、モラルの基準が少し低下しているように思える。
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