生命保険といえば連想されるのが、保険のおばちゃんと呼ばれる営業集団で、その活動によって生命保険会社の資金基盤は築かれていると言って過言ではない。
外資系の保険会社の中には、優秀な男性社員を一本釣りして、契約業績を伸ばしているところもあるが、日本生命や第一生命などトップ集団に入る会社の業績は、地道にコツコツ営業する女性社員の汗と涙の賜物であることは間違いない。
ところがそのおばちゃん集団が、行く先々で大きな壁にぶち当たって営業の自信を失い、引退を考え始めたおばちゃんたちが続出する話が飛び込んできた。
これは訪問先の会社が、情報の漏えいを恐れてセキュリティを強化し、事務所の構造やシステムを変更したため、おばちゃんたちが社員の机までたどり着けなくなったことが原因。
これまでは長年通う信用で、事務所内は顔パスが通用し、日常会話を交わしながら営業していたが、会社側が事務所内への立ち入りを禁止したため、用事があるときは玄関ロビーに出て来て貰って用事を済ませる有様で、新入社員の顔や名前がつかめなくなり、営業活動はまるでお手上げ。
現在計画されているマイナンバー制度が始まれば、個人情報の漏えいを恐れて、大企業のセキュリティはさらに強化されて、営業は一段と難しくなる。
一度流失した個人情報は売買の対象となり、本人が知らぬ間に悪用されかねず、メールやSNSとはまた違った絆を作り上げることが、改めて見直される時代を迎えるようだ。
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