スマホで替玉選挙~最新の選挙買収手法 [2015年5月14日11:22更新]

統一地方選挙も終わり、各地で選挙違反が摘発されているが、福岡県内のある首長選挙で実行された、前代未聞の大掛かりな買収劇では、スマホが主役として活躍したことを、誰も気付いてないようだ。
これまでの選挙違反事件といえば、落選した候補者の逮捕が通例だったが、福岡県警は今回、当選議員を逮捕するという全国でも唯一の金星を挙げた。
しかし逆に金星を挙げたばかりに、これに目がくらんだのか、大きなダイヤモンドを見落としている。
先月首長選挙が行われた県内自治体の、ある地区では投票率が70%を超えており、特に期日前投票では異常とも思われるような35%超に達していたため、不思議に思って調べてみると、スマホを利用した実に巧妙な、新しい買収の手口が判明した。

どの様にして若者の投票入場券を入手し、集めたのかは定かではないが、人を集めて投票所に送り込む手口はこれまでとあまり変わらず、ラインなどで若者を夕方の6時前後に集め、帽子やマスクなどで顔を隠し、「わ」ナンバーのワンボックスレンタカーを借りて、投票所に連れて行く。
大勢の若者が投票所に一挙に集中すれば対応が遅れ、本人確認がずさんになることは当然で、担当者も投票用紙を手早く渡すことを優先し、投票させていた事実が判明した。
さすがに政令指定都市では行われていないが、地方都市では担当者の人数にも限度があり、その盲点を上手く付いた方法と言えるだろう。
巧妙で新しい手口というのは、替玉投票者が買収側の候補者名を投票用紙に、本当に書いたかどうかを確認する方法として、スマホを活用したことだ。
だから替玉投票者は、投票用紙に買収候補者の名前を書いた後、こっそりとその投票用紙をスマホで写真に撮り、これを責任者に見せて確認を得てから、ようやく現金が貰える仕組みだ。
それにしても大勢の若者を動員するには、かなりの現金が必要で、誰がそれを準備したのだろうか。