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かつて「志多組」(宮崎市)、「丸美」(福岡市)、「ディックスクロキ」(同)の3社を、各企業名の頭文字を取って「S、M、D」と報じたところ、志多組と丸美が破綻。ディックスクロキは現在のところ小康状態を保っているが、同社を取り巻く環境は決してよくはない。 米サブプライムローン問題に端を発するニューヨーク株式市場の乱高下は、即座に世界の金融市場に波及。日本国内では早くも銀行が破綻するとの噂が流れ、政局の不安定も加わって、経済は萎縮状態となっている。 そんな状況の中で「西日本シティ銀行」(福岡市)をメインとし、同行と特に親密な関係にある「K、B、S」の3社が、金融関係者の間で話題になり始め、飛び交う情報の真偽を確かめるため、本紙への質問や問い合わせが増えている。 中でもベスト電器は噂が出て久しい。過去に業界日本一の売り上げを誇ったこともあるが、牙城である福岡に競争各社が進出。創業者が亡くなられてからは経営陣から積極的な対策は聞かれず、売り上げは次第に下降線をたどっていた。特に今年夏以降はなす術もなく、金融機関の中には取引撤退の準備を密かに進めていたところもあった。 そんなベスト電器が「ビックカメラ」の傘下に入ることを先日発表、マスコミ各社は大きく報じた。一時的に破綻は回避されたが、購入時に発行されるポイントの実体や株価維持のためのFC各社に対する貸付金など、かねてから疑問が囁かれている点については依然不透明なまま。これらの実態が判明した場合に契約が履行されるのか、一部関係者から懸念する声も聞かれる。 市民にとって馴染みの深い社名「ベスト電器」は残りそうだが、今後の事業継続に関しては、かなりの紆余曲折が想定される。 (J)

