これまで何度か報じてきた「中小企業倒産防止開発機構」(博多区)。資金繰りに追われている中小企業経営者から、契約書に基づいて約束手形を受け取り、融通手形の仲介を生業としている。ビジネスとして「手形パクリ」がまかり通り、数千万円の被害を被っても被害者は泣き寝入りせざるをえない状況だ。一体この世の中はどうなっているのか-思わずこう嘆きたくなってしまう。 そんなご時世の中、今度は福岡市中央区に立派な事務所を構える、ある悪質な建設業者の話が飛び込んできた。 建設に関連する仕事であれば、少々安くても下請けで受注する。そして、仕事を持たない弱小の工事業者を探し、徹夜など厳しい条件で仕事をさせる。できあがると何らかのクレームをつけた上で、代金は一部しか支払わず、孫請け業者を泣かせているという。孫請けに代価を支払わないのだから、元請けから安い単価で受注しても利益が出るのは当然だ。 この手口では「代金の一部を支払う」というのがミソだ。全額支払わなければ詐欺行為として訴えられる可能性もあるが、少なくとも一部を支払っている以上、残りを支払わないのは相手側のせいだと突っぱねられる。 これらの仲介に利用されているのが、大手地元サブコンに勤務していたある関係者。最初は悪事の片棒を担ぐかもしれないと疑っても、紹介料に目がくらみいつの間にかプライドを捨て、昔の仲間を「詐欺師の餌食」として差し出しているというから怖い。 社名や組織を何度か変更して、代表は決して表には姿を現さない。いざ集金やトラブルが発生すると、自称「役員」と名乗る、その筋の人を匂わせるような人物が登場。筋を押しつけるような発言をして強引な回収を行い、下請けには難クセをつけて代金を払わないという。 責任を追及すると逃げ回り、最後は電話にも出なくなる。仕事をした職人などは賃金を貰えず途方にくれているが、法的な手段に訴えることもできず、だまされたと知った後でも泣き寝入り、すべて自己責任で処理している。 景気が悪くなると、口先だけで上手い事を言って善良な零細業者を食い物にする輩が増える。今回紹介した「詐欺師集団」の会社は、孫請けを泣かせているだけでなく、対応が悪ければ元請けにも噛み付く悪質な集団だけに、くれぐれも用心して欲しい。 (J)
新たなる詐欺集団!? 零細業者を食い物に [2008年10月17日13:52更新]
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