先頃行われた自民党総裁選挙では実力者5人が立候補し華々しく幕を開けたが、早々と麻生太郎候補の独走となり「観客」である国民は白けてしまったようだ。麻生氏が総理大臣となり就任後の初仕事である組閣も無事終わり、内閣が発足した後に国連総会が開かれるアメリカへと旅立った。飛行機の中では漫画を読みながら所信表明の原稿を書いたことだろう。 その間に国内では、マスコミ各社によって麻生新内閣の世論調査が行われた。麻生総理は自分こそが選挙の顔と確信し1枚看板で総選挙に望むようだが、調査結果はほとんどの社が40%後半となっている。各社ともに独自の調査を織り込み修正を行った上で発表するのが常識だが、調査途中で漏れ聞こえて来た数字は意外に低い40%前後だったことから、まあ妥当な所と言えるだろう。 自民党は解散・総選挙に踏み切るラインを「少なくとも内閣支持率50%」と設定していたようだ。そのため今回の世論調査を踏まえて解散の時期が変更される余地が残るものの、大半の地元事務所は10月9日解散、10月21日公示で11月2日投票を想定し、一斉に走り始めている。 麻生新総裁と決まった直後、組閣前から大臣の名が公となり、さらには総理不在の国内で選挙の日程がまことしやかに流布される。一体誰が総理大臣なのか、実体のない内閣が1人歩きしている様である。多くの国民が関心を持っている医療制度の改革を発表した大臣に、連立を組んでいる公明党が噛み付く場面がテレビによって放映された。総選挙後の獲得議席によっては新しい枠組みもありえることをうかがわせるシーンだった。 一方の民主党は自民党・古賀誠選対委員長のお膝元である福岡7区の候補を差し替え、25日に小沢一郎代表同席で、公認候補発表会見を行った。古賀氏の地元での評判は芳しいとは言い難く、かなりの苦戦が強いられるだろうとの見方が、出席したマスコミ関係者から伝わってきた。加えて八女市長選挙の候補者選定過程においても、自民党県議の動向からも「反古賀」の動きが垣間見えている。 (J)
伸びなかった支持率 麻生内閣の船出 [2008年9月26日11:22更新]
タグで検索→ |

