今年に入って次々に取引先が破綻し、巨額の不良債権が発生している宮崎銀行で、経営陣の資質があらためて問われ始めている。通常であれば中小企業経営者に対する融資の際には担保や代表者の個人保証、さらには連帯保証人まで求める銀行が、地元建設大手の「志多組」に対しては名門老舗の「のれん」を信じ、何と43億円を無担保融資していたことが今回の破綻で表面化した。 これと似たような事が「西日本シティ銀行」で過去に行われ、担当者がその後始末を水面下で懸命に行っているとの噂が、どこからともなく漏れ伝わってきた。 流通業が脚光を浴びた時期にはスーパーの「壽屋」に多額の融資を行い、銀行からも経営陣を派遣した。だが最初に派遣された同行OBはこれに便乗して私腹を肥やし、最後の経営者は過労と心労が重なり病に倒れ他界した。その結果、遺族は銀行からの弔問客を一切断り、密かに身内だけで葬儀を行った-との話を聞いたことがある。 同行関係者のこうした悪行は、銀行合併のドサクサに紛れて誰かが「パンドラの箱」に収め、再び日の目を見ないよう処理が施されたと言われていた。だがその後も同行OBにまつわる同様のケースは後を絶たず、その後処理が同じ手法で行われようとしているのが現状という。 そこで登場したのが「K、S、B」3社の名前である。 いずれの社も、地元優良企業として一世を風靡したこともある。しかし、同行から派遣されたOBらが銀行と結託して行った融資などが失敗し、社内的に負の部分がかなり発生したという。 情報の入手が早い地元銀行の一部は、すでに3社との取引から撤退し始めたとの情報も聞かれ、その穴埋めの資金捻出に西日本シティ銀行は頭を痛めている。 つい最近も、子会社の優良資産を関係会社に売却して利益を確保したとの話も漏れてきたが、OBの悪質な行為に怒った現役行員から情報が流れ始めると、もう止まらないだろう。 (J)
西日本シティ銀行と「K、S、B」3社 [2008年8月19日09:25更新]
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