九州で今その動向が注目を集めている「S、M、D」3社の中でも、破綻すれば騒ぎが大きくなる可能性があるのは、「丸美」(福岡市中央区大名)ではなかろうか。 1口200万円でリゾート会員権を販売している「丸美リゾート」を子会社にしており、同社の販売する会員権に総額1億円を投資した人もいる。不安になって解約を申し込んだのだが、6月から5回にわたって分割返済するとの回答。初回は無事2000万円が入金されたが、7月には早くも半金のジャンプが要請されているという。 その他にも、建設関連業者の中には丸美本体との取引を発端に会員となるよう勧誘を受け、何口かの会員権を購入している企業も多い。一部の会員が解約を申し込んでも、返済金の返還手続きに時間がかかり、多くの会員に現金は振込まれていない。 原油高騰からガソリンも190円前後になり、生活費を圧迫して倹約ムードが高まっている。そんな時節柄を反映してか、丸美リゾートでは「賢旅50」「賢旅100」の、手頃な価格の商品を新たに販売していることが判明した。 最近は振込め詐欺が横行しており、その都度新しい手口をマスコミは報じ、詐欺師集団はよくもまあ、人の盲点を突いたテーマを次から次に考えると感心する。同社の新商品も、これとどこか似ているような気がする。 新しい会員権勧誘の内容は、単に金額を50万円に小さくした程度で、手軽な金額を売り物により多くの人から現金を集める計画と思われる。だがかつて1口200万円で93億円を集めたように、筋書き通りに行くとは思われない。 昨年オープンした由布院の「諭吉の宿」は素晴らしい施設ではあるが、訪れる会員が少ないのか、みやげ物販売コーナーの品揃えも悪かった。閑散とした雰囲気は「静かさ」というよりもむしろ寂しさを覚え、そのうち「雪崩現象」が起こる前兆を感じた。 (J)
「雪崩現象」が起きるか!? 丸美リゾート [2008年7月24日12:30更新]
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