愛宕建設工業社長の訃報 [2008年5月29日10:13更新]

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公共工事の減少から厳しい経営を強いられ、倒産や廃業が相次ぐ建設・土木業界。その中にあって、土木業界においてトップクラスの一角を占めていた「愛宕建設工業」(福岡市西区)の代表である野村政則氏の訃報が飛び込んできた。

業況が悪い時期だけに、後を追うように「自殺ではないか」との噂が伝わってきた。だが、資金繰りを懸念する材料がない企業だけに「何かあるのでは」と興味の虫が頭をもたげ、早速取材に走った。



 

民間調査機関の資料によると、確かに数年前まで16億円を越える年商であったが、最近は下降線を辿り8億円前後まで下落していた。毎期数千万円の利益を計上していた面影もなく、最近は辛うじて数百万円の利益を確保する状況で、過去の勢いを感じることは出来なかった

今年の春頃から工事量の減少を食い止める為に、経営の抜本的な見直しを行い経営の合理化を進める一方、積極的な営業展開を目論んでいたようだ。

代表自身も、関係者が健康を案じるほどのハードスケジュールを消化。そうした代表の姿を周囲は前日まで見ていただけに、突然の死の原因について噂が噂を呼んだのは当然とも言える。

 

47歳の若さを過信していたのか、仕事の量に比例して酒量も増えていたらしく、家族も心配するほどであったと関係者は語っていた。

長野で行われたフォーラムに出席した帰りにもかなりの深酒をしていた事実があり、それが突発的な原因となって亡くなったと思われる。29日に緊急役員会が開かれ、野村氏の叔父で常務取締役だった高山修一氏が、後継者として代表に就任した。 

会社を預かる社長たるもの、心身ともに健康を維持することが強く求められている。

(J)