子どもが怖い [2008年5月28日09:28更新]

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昔は企業の定年は55歳で、それから5年後には家族や友人から還暦を祝って貰い、悠々自適の老後が過ごせた。

日本が「誇る」終身雇用制度のおかげで、よほどのことがない限り転職をする人も少なかった。この状態が長く続いていれば、比較的穏やかな生活が保障され、年金問題などのトラブルに悩まされることもなかったろう。



ところが「核家族」「少子化」などの言葉で代表されるように、昭和の後半から平成にかけて家族制度は大きく変化した。同時に住居も主流が戸建からマンションへと移った。それに伴う生活様式の変化の影響は家具などにも及び、例えば、婚礼家具で売り上げを伸ばした大川地区では売り上げの低迷が続き、業者数も年々減っている。

 

20年前から就職状況も変化し、新しい勤務形態として「フリーター」なる言葉も生まれ、一般サラリーマンよりも時給が高く「働きたい時に働き遊びたい時に遊ぶ」という、個人を尊重した勤務が持てはやされた時代もあった。

そうしたフリーターから企業を立ち上げ、成功した人も中にはいる。だがほとんどは収入も不安定で有給休暇や昇給ボーナスも、社会的な保障もなく、相手がいても結婚も出来ない状況。最近は「ネットカフェ難民」という新語も生まれ、そうした生活から脱却出来ずに悲惨な生活を強いられているのが現状である。

自分の努力不足を棚に上げ、すべて取り巻く社会環境が悪いと、逆恨みの末に犯罪に走る者も現れ、身勝手な行動は社会問題にもなっている。にもかかわらず問題の解決や改善策は何ら取られていない。

 

個人の主張や権利を尊重するあまり、子供の躾は放棄し教育現場に任せ他人に依存する―そんな無責任な親が増えている。

親も教師も子供への接し方を見直し、権利を主張する前に義務を果たすことを教えないと、自己の権利だけを強く主張し、受け容れられないと犯罪に走る子供はさらに増える。怖い時代になったものである。

(J)