変化の前兆? 行橋市議会議員選挙 [2008年4月16日14:45更新]

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九州ではこのところの雨で桜の花も散り、早くも爽やかな新緑の季節を迎えている。国会では与野党の激しい攻防が続き、再び総選挙の兆しが見え始めており、地元衆院議員の事務所内にも緊張感が感じられる。

そんな状況下で4月13日に行橋市議会議員選挙が行われ、即日開票された。今回は現職4人が落選するという思わぬハプニングが起こり、何かの前兆ではないかと思われてならない。



 

行橋市は政令都市である北九州市のベッドタウンとして発展。その過程でJR行橋駅西側が開発された結果、従来の駅前商店街は「シャッター通り」となってしまった。

ここ数年の間に老齢化が進んでおり、いかに町を活性化していくかが、他の多くの地方自治体同様、今後の大きな課題となっている。 

 

隣接している苅田町は有力企業のおかげで財政豊かで、行橋市をはじめ他の市町村との合併に応じることはない。

そのため行橋市は、新北九州空港を生かした発展を独自に模索しているが、現状では若い人が集まるような魅力に欠けているのもまた事実である。

 

市議選では定数21に対して29人が立候補者、投票率は68%近くにのぼった。有権者数約57,000人の小さな町ということもあって、激しい選挙戦が繰り広げられたようだ。大半の議員は無所属で、政党名を出して当選したのは日本共産党3名、公明党2名となっており、最大野党である民主党の議員がいないのは、何とも不思議ではあるが。

今回の現職落選は、新しく行橋市に移転してきた住民の支持を得られなかったのが大きな要因と言われている。

新議員には積極的な活動が期待されており、特に駅前商店街に人が集まるような「魅力の創出」がポイントとなるのは違いないだろう。 

談合の摘発が相次ぐなど、これまでやや暗い話題の多かった行橋市。今回の市議選が、「住民の意志」を示したものであれば、談合に象徴される古い体質の変化、ひいては希望ある未来への一歩となるかもしれない。

 

お世話になった人がいる関係などで、年に数回訪れて数十年になるが、行橋市には福岡市など都会にはない魅力がある。

潜在力・可能性を活かすためには、関係者は外部の意見を聞くのを忘れてはならないだろう。 

(J)