九州大学の移転に伴い福岡市西部地区や、前原市を中心にした糸島地区が、急速に発展している。福岡市営地下鉄への相互乗り入れから、佐賀県唐津市を起点とするJR線の新駅も建設され、駅前の区画整理で整然とした街が誕生し、昔ながらの田園風景も次第に消滅している。 特に前原市は、現市長が就任してからは近隣自治体との合併案も軌道に乗り、素晴らしい学園都市の誕生を予感させてきた。 そんな前原市に福岡県はICリサーチパークを計画。数年前に用地を取得し、事前調査を行った。ところが、用地から基準値を超えた鉛やヒ素が検出され、地元で話題になって住民が騒ぎ出し、工事がストップしていることが判明した。 もともとこの用地は地元民間企業が所有していたもので、地下鉄工事で搬出された土砂や産業廃棄物が投棄されており、多くの地元民が知っていたのも事実であった。 民主党議員が3月議会で質問することを知った自民党は、先手を取って知識不足の自民党議員に質問をさせ、一般的な応答で逃げ切る作戦を採った。 さらに、その後に行う予定の民主党議員に対して、質問内容について事前のチェックがおこなわれた。行政や自民党県議からの圧力で執拗な問い合わせが行われ、民主党福岡県連の幹部が板挟みとなったとの情報も聞く。 問題の土地は、県所有の土地7カ所と等価交換が行われたが、この「土地ロンダリング」は現前原市長が福岡県庁に在籍していた当時企画されたものである。そのためか、市長自らが弁明の記者会見を行う「田舎芝居」を演じた様子を、マスコミが報じたから面白い。 情報を収集すればするほど、実に怪しいもので、関係者として県議会議員の名前が浮上。さらに「知事部局の動きが尋常でない」と内部からの情報も寄せられており、話は拡大するものと予想される。 (J)
前原市の土地めぐり揺れる県(1) [2008年3月31日09:35更新]
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