マンション管理組合 [2008年3月24日16:03更新]

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本紙HPで報じたマンション総合管理会社「丸美」(福岡市)。先週の臨時株主総会は、事前に予想されたものと違い大きなトラブルもなく粛々と進められた。だが、その資金繰りの状況は依然厳しく、今後も注意が必要なことに変わりはなさそうだ。

さて今回は、「マンション管理組合」の話である。

 



バブル崩壊後福岡市の建設業界を支えたのは、デベロッパーが建設する分譲マンションだった。市内には大小のマンションが建っているが、大半のマンションには管理組合が存在する。組合が入居者から集める管理費の中には将来の補修費なども含んでおり、多額の現金を保有している管理組合も少なくない。

賃貸物件を多数管理している会社では、敷金や家賃集金業務を家主に代わって行い、手数料収入で利益を得ている会社もある。その中には、預かり金を使い込んでいる、という噂が聞かれる会社もある。

さらに、管理組合が保管している現金を、デベロッパーなどが主体になって、収益性の高いファンドなどへ投資を勧めているという話もある。

 

マンションは年月が経過すれば外装や給排水の補修が必要で、そのために事前に補修費名目で資金を蓄えておく。

だが、先述のファンドの中には安全性に疑問があるものもありそうだ。収益性が高ければ当然リスクも大きいわけで、投資に回した金が回収できず、いざという時にあるはずの金がないという事態も考えられ、今後は支払いでトラブルが起こることもありうる。

 

年度末や役員改選時期の管理組合も多く、監査役員は現金の有無や使途について厳正な監査を行わないと、責任を問われかねない事態が生じる可能性も出てくる。

当初は騙すつもりがなくても、結果的には詐欺行為になる事だってある。汗を流さずに利益を得ることは、リスクが高いことを知らされるだろう。

(J)