餃子事件のカゲで燻る「防衛疑惑」 [2008年2月8日11:58更新]

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中華料理のメニューの中で、ラーメンに次ぐ人気の餃子。中国から輸入した冷凍餃子に、毒物が混入されていたために、食べた人が入院するなどの被害が出た。

 



昨年は食品の偽装で明け暮れた1年で、北は北海道から南は九州まで、全国各地でさまざまな偽装が発覚し、中には倒産したメーカーもある。この食品不祥事も今度は国内から中国に飛び火し、大きな社会問題に発展した。カラスの鳴かぬ日はあっても、マスコミに「餃子事件」が登場しない日はなく、最近はいささか食傷気味になって来た。

おかげで、ねじれ国会における法案審議のニュースも餃子問題の影に隠れ、マスコミの扱いも小さい。福田内閣の支持率についても国民の関心が薄れ、総選挙も遠のいたように思える。

 

防衛省の相次ぐ不祥事も話題から消え、自民党の族議員を筆頭に、穏やかな日々を送っているものと推測される。だが、「災難は忘れたころにやって来る」の例えがある様に、ぼちぼち燻っていた残り火が、再び大きく燃え上がるような気がする。

守屋武昌・前防衛事務次官の逮捕で始まった汚職事件。すでに裁判が行われているが、家宅捜索などで押収した資料を証拠物件として提出するための補充捜査が、依然として当局によって続けられているようだ。

その中で、贈賄側の山田洋行から米国企業のGE社に対して送られた文書などに、久間章生・元防衛大臣の名前があるという。

事件発覚後、いち早く病院に逃げ込んだと言われている久間氏だが、マスコミ関係者からの情報によると、官邸は久間氏を擁護しない方針、とのこと。つまり、「最悪の事態」が起こり、その責任を追及されても官邸は逃げ切れる、と判断している模様だ。そのため「久間氏逮捕は時間の問題」と語る関係者もいる。

利権を争った山田洋行と日本ミライズが、受注獲得のために防衛実力者を抱き込んだことを、マスコミなどで国民の多くは知っている。餃子事件の次の話題は、再び防衛疑惑―と、取材グループを新たに編成した社の噂も聞く。

(J)