注目される糟屋郡6町の動向 [2008年1月15日17:14更新]

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福岡市東部に隣接する糟屋郡。福岡市のベッドタウンとして発展を続け、05年には日本でもっとも多い人口を抱える郡となった。現在は新宮・久山・篠栗・粕屋・須恵・志免・宇美の7町で構成されるが、新宮町は福岡市との合併を望んでおり、実質6町の合併の是非が、地元の焦点になっている。



どのような形で合併を進めるのか、昨年の粕屋町長選をはじめ各町の首長や議会選挙では、常に争点になってきた。現時点では主に
(1)6町合併で市への昇格
(2)久山・篠栗・粕屋の北部3町、南部の須恵・志免・宇美の3町合併 
の2派に分かれている。

特に北部の3町は各町それぞれに特色があり、比較的財政も豊かなところから、南部3町との合併には難色を示す住民も多く、足並みが揃っていないのも事実である。中には、合併でもらえる補助金を受け取ることを前提に、公共施設を建設した町もある。合併の遅れで補助金が出ない場合、それでなくとも苦しい財政を、「どの様に帳尻を合わせるのか」と議員の間で囁かれているという。

 

かつて久山町ではゴルフ場を新たに建設して、100万坪の再開発を計画した。だが計画が頓挫し用地が浮いていたところに、「パラマウント・テーマパーク建設計画」が福岡市の人工島から移ってきた。降って湧いた「おいしい話」に地元は迷わず飛び付いたのはいいが、いっこうに進まないどころか怪しい話や疑惑が飛び交う始末。結局、業を煮やした町や地権者は契約を白紙に戻し、壮大な夢は泡と消えてしまった。

儲け話に乗った先行投資も、未公開株を売って集められた資本金は幹部らの遊興費に消え、今や株券はただの紙切れ同然になっている。捜査当局が詐欺事件として内偵している噂さえ聞こえる有様で、行政の責任問題に発展する可能性もある。 合併前の糟屋6町については、目が離せない状況になりつつある。

(J)