ディックスクロキの破綻 [2008年11月17日09:07更新]

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このコーナーで注目を集める3社として報じた「S、M、D」。まずSである宮崎県のゼネコントップ「志多組」が破綻し、続いてMである「丸美」(福岡市中央区)も破綻に至った。Dであるディクスクロキの成り行きに関係者の注目が集まっていたが、ついに11月14日、福岡地裁に民事再生法適用の申請を行った。



独自のノウハウで新分野を開拓したディックスクロキ。一時は飛ぶ鳥を落とす勢いで売り上げを伸ばし、創業者は時代の寵児と持てはやされた時代もあった。だがミニバブルに便乗して拡大路線に走った結果、米国発の巨大な金融恐慌の津波の前に収拾のつかない事態に追い込まれ、法的手続きの申請に至ったと見られる。

都心部の開発に失敗する可能性を危惧し、創業者は早めに経営権を現代表に譲り、事業から撤退するシナリオを描いていたようだ。今回の法的手続きへの路線も早くから決定されていた模様で、水面下で申請書類の準備が進められ、あとは提出のゴーサインを弁護士に連絡するだけになっていたという。

そうした手続きがすんでホッとしたのか、現代表は提出日の前日にはプライベートな友人と夜の中洲で飲んでいるのを目撃されている。そんな状況から、株式関係者の間では申請提出前の株式売買に不審な点があると、インサイダー取引の噂が流れている。

最後のディクスクロキでS、M、Dはすべて破綻したことになる。次に注目されるのは「K、B、S」。Bのベスト電器は自主再建が厳しいところからビックカメラの傘下に入ることを発表、次は「Kではないか」と囁かれている。

(J)