早ければ11月末から始まる忘年会。昔は規模が大きい大企業は別にして、中小企業などではコミュニケーションを図る目的で何回も行われたものである。しかし社会情勢の変化から、セクハラやパワハラなどが起こりやすい環境になるからと、社員旅行や忘年会などは女子社員から敬遠され、同時に情報伝達や連絡にはメールが利用される時代となり、忘年会を廃止する企業が増えた。 クリスマスは趣向を凝らしたパーティーが企画され、店の女の子はパーティー券の販売を競う。トンガリ帽子をかぶって店のはしごをし、大して美味くもないケーキをお土産に持って帰る。そんなことも今は懐かしい昔話となってしまった。家族持ちはファミリークリスマスが定着し、若者はイブを2人でホテルを予約、楽しく過ごすのが主流となって様変わりしている。 中洲に限らず、12月は水商売にとっては稼ぎ時で、忘年会と1月の新年会で荒稼ぎして2月ぐらいに店を閉めるのが業界の常識になっていた。ところが今年は12月を前にして閉店する店の噂が飛び交う、少し変った年末になりそうだ。 若い時は頑張った経営者も、日頃の不摂生がたたり寄る年波には勝てず、加えて経営者に後継者がいないとなると致命的である。閉店のニュースが流れると昔馴染みが訪れ、連日満員盛況が続き惜しまれながら静かに最後を迎える、少ないがそんな店は幸せである。最近の傾向として張り紙1枚の挨拶で終わるケースが多くなってきているようだ。 店の内外で互いが狐と狸を演じ、だましだまされ駆け引きを楽しんだ時代もあったが、最近は美人局や刃傷沙汰になるケースも起こり、男女の中も殺伐としてきたから怖い。繁盛している店の経営者を良く見ると、朝早くから夜遅くまで働き、実に小まめな心配りを行っており、飲食店も営業の時代を迎えているのを痛感する。 (J)
様変わりした忘年会シーズン [2008年11月20日14:01更新]
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