今年9月、選挙の顔として鳴り物入りで総理に就任した麻生太郎氏。政権政党である自民党の総裁が2代続けて政権を放棄した後を受け継いだ上、漫画オタクというわかりやすいキャラクターもあって、発足当初はそれ相応の支持率を得て順調な滑り出しであった。 しかし解散・総選挙を延ばし続けマスコミの反感を買い、失言や原稿の読み間違えを指摘された上に学力を疑う記事を報じられるなど、その凋落ぶりはすさまじいの一言。マスコミ各社が行った直近の世論調査では20%を辛うじて維持するという有様で、年末にはさらに低下することも予想される。 すでにマスコミから「阿呆太郎」というありがたくない呼び名を頂戴しており、自分の発言にこれほど実行力が伴わない総理大臣も珍しい。タバコ増税にしても1箱60円で程度で喫煙者が禁煙に踏み切るとは思えず、結局麻生総理の決断力の欠如だけを露呈して終わった。 しょせんおぼっちゃん育ちのお友達集団、政策を発表しても閣僚は実行する意欲に欠け、定額減税は生活給付金にすり替えられた。しかも支給時期は年末、年度末、来年度と先延ばし。当初予定のクリスマスにはもちろん届かず、子どもからもバカにされ始めている。 外交面で点数を稼ごうと13日(土)に日中韓3カ国の首脳会議を福岡で行った。そのおかげで高速道路などは交通規制され、ボーナス支給後の休日だったにもかかわらず、天神地区を敬遠した買い物客も多かったようだ。 不況の波は消費者の財布のひもを固くし、デパートは軒並み売り上げの低下を嘆いている。その上、稼ぎ時に客から敬遠されるようなことになればさらなる売り上げ減は避けられない。天神地区のデパート、専門店にとっては「呪われた土曜日」となったかもしれない。 支持率の低下は「これ以上の居座りを許さない」という国民の意思の表れであり、新年早々3代目となる政権放棄が行われる事も予測される。名宰相と言われた故吉田茂氏も、天国でわが孫の不甲斐なさを、さぞかし嘆いていることだろう。 とにかく早めの決断をしていただかなければ、浮上のきっかけすらつかめそうにない。 (J)
殿、ご決断を! [2008年12月15日09:28更新]
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