元議員・永田寿康氏の死 [2009年1月14日10:22更新]

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今年は元日から事務所に出て仕事をしていたのだが、3日に突然携帯電話が鳴り、元民主党衆議院議員・永田寿康氏(39歳)が自殺したことを知った。関係者にも連絡を取って知らせたところ通夜、葬儀の日時と場所の問い合わせがあったので、日頃の人脈を頼りに正月早々各方面の友人に新年の挨拶を兼ねて電話をした。



ところがかん口令が敷かれていたらしく、地元有力者や情報通、民主党関係者に聞いても色よい返事が返ってこない。

地元通を自負する手前、正月休みを返上して情報を集めると、東区にある葬祭場の名前が浮上してきた。そこで事実確認のために4日夕刻現地に行くと、通夜があることは認めたが、名前の表示もなく受付の準備もされておらず、小さな和室に遺影が飾られ納棺が行われている最中だった。

 

世間では「親孝行」の文字は死語と化しつつあるのではないか-と常日頃から感じている。昔から「親より先に逝く親不孝はない」と、良く聞かされたものだ。最愛の息子が自ら命を絶ったとあっては、実父である蒲池真澄氏の心中を察すると通夜の席では言葉を掛けることもできず、同氏に黙礼をして会場を後にした。

蒲池氏は各地で医療の先端を行く病院を経営し、医療業界では知らぬ人はいない有名人である。過去に福岡県議会議員選挙に出馬し落選した経緯があり、以後は政界で幅広い交友関係を持ち、多くの議員が物心両面で支援を受けている。

蒲池氏が体面や見栄を捨て、1人の父親として向き合って会話をしていたならば、元議員も独りで苦しむことはなく、自殺もせずに新しい人生を歩んだことと思うのだが・・。今となっては時すでに遅く、まったくもって寂しい通夜だった。

(J)