福津市の委託業務の実態 [2009年2月5日11:05更新]

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福間町と津屋崎町とが平成の大合併で誕生した福津市だが、双方の町で従来の管理業務などを委託されていた業者の資質や権益をめぐって、水面下の攻防が行われている。

発端となったのは、同市の中学校給食施設から排出する産業廃棄物の汚泥を2年間にわたって一般廃棄物であるし尿に混入して捨てていた事案。昨年7月にマスコミで報じられたにも関わらず福津市や県の担当部署は放置しており、行政と業者の癒着が問題になり始めた。



今回問題となっているのは、福津市から収集運搬業務を委託されている「林田産業」(福津市中央)で、産業廃棄物収集運搬業務でここ数年は年商6億円を超え、毎期7000万円内外の利益を計上しており、金融機関の信頼度も高い企業である。

委託業務についても入札が求められている時代に、同市との契約は過去数十年間にわたって随意契約が続いている。他の業者が入札に参加を希望しても、担当窓口で受付けてもらえず、入札を最初から拒否する姿勢を取ってきた。

業者も過去の実績を強く主張し、行政側に既得権を認めさせて随意契約で委託を受け、今日に至っていた-と、役所内の職員も口にする。

最近は職員の中にも同社の高い利益率を指摘する者が出始めており、一部市議会議員の知るところとなって「議会は執行部を追及すべき」との声も聞かれ始めた。

同市は福岡市のベットタウンとして発展。同市役所の旧態依然とした業務態度に不満を持つ市民も増えている。行政の怠慢を指摘する動きは、福岡県庁に飛び火する恐れもあり、担当部署は対応に苦慮するだろう。

(J)