衆院選も同様の結果か!? 山形県知事選挙 [2009年1月29日08:45更新]

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25日に行われた山形知事選挙は、新人の吉村美栄子氏が現職を破り初当選した。当初は現職・新人ともに政党色を出さず中盤まで現職がリードしていたが、最後は自民対民主の戦いとなり、双方が党の幹部を現地入りさせての激しい選挙戦を繰り広げた。結果、麻生政権誕生後初めての2党対決選挙は、保守の牙城とも言える山形で民主が勝利を収めることとなった。



現職の斎藤弘氏は地元の経済発展を考えた地道な政策を実行し、マイナス要因となるスキャンダルもなく、一般市民の評価も決して悪くない県政運営を行ってきた。それだけに新人陣営側には攻撃材料がなく、苦しい選挙戦を強いられていた。

お互いに政党色を出し始めた時でも、現職の国会議員をはじめ地方議員の数は主要都市において圧倒的に現職側が多かった。そのため新人は挽回不可能とさえ言われるほどの劣勢で、現職は有利に選挙戦を進めていた。

連立与党の公明党は山形市を中心に現職を支援していたが、終盤になって酒田市などの地方組織が新人を支援する体制となって、40%の票が新人に流れた模様である。

公明も中央では連立与党としての立場を取ってはいるものの、内部では麻生政権に対する批判は強い。立党の精神を忘れ「ミニ自民党」になってしまった上層部への批判票が「反現職票」となったと思われる。

自民の集票マシーンであったJAなどの組織力低下は避けられない。その一方で大半の国民は内心では腹を立てており、今回の知事選は口には出さない有権者の不満が反自民票として結実し現職を落選させた-とも言えるだろう。

特別給付金を年末に支給していたならずいぶんと事態も違っていたのではないかとも思うのだが、「時すでに遅し」である。

 (J)