アジアに対する玄関口、あるいは情報発信基地としての福岡市。海外への窓口は空と海の港に分かれているが、福岡空港は市街地に隣接しているために離着陸の時間帯が制限され、現在の滑走路では便数も限界との説もあり、そのため増設か新設の必要性が叫ばれていた。専門の委員が選任されて協議が重ねられ最終段階を迎えようとしている。 現在の福岡空港ターミナルは国内線・国際線の2カ所に分かれてはいるが、何より都心からの利便性が良い。アクセスの良さは全国的に見ても異例で利用客からも喜ばれており、滑走路の増設で解消できるならば現在の空港が一番便利だと誰もが思うだろう。 ただ、新設した場合には大きな経済効果が期待できるし、さらにハブ空港ともなれば世界と福岡を結ぶ距離は短縮されて、人や物の交流がさらに活発になることが予想される。「日本の元気都市」が「世界の福岡」になるのも可能である。 その一方で九州では現在新幹線の整備が進められており、完成すれば鹿児島・福岡間は時間が大幅に短縮される。過去のデーターによると、空と陸の分岐点は3時間と言われており、多くの客が新幹線を利用するようになるかもしれない。 実際の利用客数が事前の予想をはるかに下回る新設空港は日本各地にある。現在の福岡空港の利便性を考えると、仮に空港が新設されても新空港の利用客が延びずに巨額の投資がむだになってしまう恐れも。 さらに、一部政治家とゼネコンが利権を共有すると、数字の水増しなど朝飯前。すでに国土交通省などが示しているデータも、自分たちに都合がいいように改ざんされていることもありえる。数字の魔術によって机上の空論が暴走すると「誰のためだかわからない新空港計画」が進むことになる。 とにかく、大いに議論してもらいたいものである。 (J)
新福岡空港 [2009年2月13日08:42更新]
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