違和感覚えた倒産劇 [2009年3月6日09:23更新]

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昨年11月10日に一般貨物運送業「ショーゴ」(福岡市東区箱崎ふ頭)は、福岡地裁に負債総額45億円で民事再生法の申請を行った。また年も押し詰まった12月24日には、水産加工品の製造販売を行っていた「博多まるきた」(福岡市西区石丸)が負債総額114億円で同様の申請を行った。



さらに今年になって、洋菓子製造業「第一経営」(福岡市博多区板付)が2月20日に事業を停止し、関連会社7社を含む負債総額約100億円で同地裁に自己破産の申請を行った模様だ。

これまで長年情報に関する仕事に携わり、色々な倒産を見て取材を行ってきたが、今回の3社の倒産劇には違和感を覚えた。いずれの会社も数カ月前までは、順調な経営ぶりだと金融機関を含む取引先から信用を得ていたはずだ。そんな中での突然の倒産に、取引先や周囲の関係者も驚いていた。

3社に共通しているのは、主な取引銀行が地元銀行として確固たる地盤を築いている福岡銀行であったこと。少し掘り下げて取材してみると、福銀の信用を巧みに利用し、銀行を操って融資を引き出していた形跡がうかがえる。

昨年後半はアメリカ発の金融恐慌で日本の景気が急変したのも確かではある。だが、ある社については年末をうまく利用し、原材料を大量に仕入れて隠匿しているとの噂も聞かれる。また年末の資金需要を想定して借り入れを行ったもののその資金は仕入先に支払わず、別の銀行に移した上で法的申請を行った-との情報も漏れ伝わってきた。

取引先に対する面倒見が良いと定評のある福岡銀行だけに「誰かが倒産を指導をしたのでは」「非常に悪質だ」との声が噂となって流れ始めている。

(J)