海砂300円値上げ~来年4月から [2016年11月15日00:34更新]

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いささか旧聞に属するが、博多海砂販売協同組合(斉藤通道理事長)は、海砂の販売価格を来年4月1日から1立方メートル当たり、300円値上げする。

平成25年10月1日と翌26年10月1日に、東浜での海砂の土場渡価格をそれぞれ300円値上げしたが、今回でみたび、ということになった。

海砂採取船の老朽化が激しく、修理に多額の費用を要するからというのが理由。

過去のアイランドシティ埋立工事などのような大型物件があれば、売上が急増し、修理費用を賄うのはたやすいことだったかもしれないが、先ごろ福岡市が発表した、中央ふ頭の200メートル延長工事構想でさえ、鉄骨の杭を打ち込んで、上に鋼板を乗せるだけの、単なる桟橋程度の代物であれば、海砂組合の出る幕はまったくというほどにない。

ところで、前2回の値上げの際は、エンドユーザーとの契約更新までの期間、骨材商社が数ヶ月間値上がり分を立替払いしていたケースを聞いたが、今回の値上げを新年度からとしたのは、そこの点を配慮したからなのだろう。