台湾から大型バスを輸入販売~博洋自動車 [2017年1月21日11:11更新]

増え続ける外国人観光客への対応が懸念されている一つに、観光バスの不足がある。
国内で大型バス発注は車体納入まで約1年を要し、需要に生産が追いついていない状態が慢性化しているからだ。

そこで自動車整備・販売の博洋自動車(糟屋郡須恵町)は、この度台湾に本社を置くバスメーカのジャーマモーターから大型観光バスを輸入販売する計画で、同社と代理業務契約を台湾貿易センター福岡事務所(林淑恵所長)の仲介で結んだことを17日発表した。

博洋自動車の吉田佳史社長は、今回の業務契約となった背景にはジャーマ製が、日本国内で外国人観光客が求める車内の設備に対するニーズにマッチしていることを挙げ、既にジャーマ社に対して右ハンドル対応の製造ラインの設置を要請している。
またオーダーメイドにもかかわらず価格が国内のメーカーよりも安価で、しかも納期も約6ヶ月と短い点などが優れていることも強調していた。

国内での販路は安全・無事故を念頭に法定点検を重視したメンテナンスの優秀な関東以西の運輸局認定工場を通じた販売体制で、将来的には年間60台を目標としている。