逃げ回るアースフレンドリー ~ 内田康陽氏・第3弾 [2017年9月1日06:30更新]

戸建住宅販売と太陽光発電システムの㈱アースフレンドリー(内田康陽代表)は、本社がある佐世保と久留米の近郊が商圏だと思っていたが、どうやら一時期、東京にも支店を出していた様子。

それでは、何のために東京に出て行ったのだろう。

ごく単純に考えると、市場規模が九州よりもケタ違いに大きい東京および関東地区で、主力業務の太陽光発電システム販売を拡大するため、ということになるが、本当のところは、東京の金融機関から資金調達を図るために支店を置いた、というのが正解のようだ。

ところが知名度もなければ実績も無い、また特別な永田町の引きがあるわけでもない、九州の片田舎、佐世保に本社を構える太陽光発電システム販売会社に、金融機関がプロパーで、つまり金融機関の自己責任で、自行の資金を貸し出しするはずがないことぐらい、武内和男こと徳川高人氏は十二分に理解していたはず。

だから金融機関に対しては、東京都信用保証協会を利用した代理貸、(つまり金融機関が融資した資金は保証協会の保証付きで、焦げ付くことは無い)、での融資を申し込んでいたようだが、わざわざなぜ東京で?という、初歩的な質問に明確に回答できなかったのだろう。

簡単に言えば、言いくるめられなかったのだろう、長崎県信用保証協会、もしくは福岡県信用保証協会を利用されたほうが、と逆に説得されたのかもしれない。

ただし、東京での動きの中心は内田康陽氏で、武内和男こと徳川高人氏は、久留米の花畑の不動産を巡って、筑邦銀行と争っている真っ最中だったから、福岡からのアドバイスだけに止まっていたのかもしれない、あくまでも想像であり、根拠はまったく無い。

資金調達に失敗したことから、最初は東京都渋谷区恵比寿西1丁目8番13号(平成27年4月3日)に置かれ、翌28年4月8日、豊島区西池袋4丁目20に移転したアースフレンドリー東京支店は、既に引き払われており、登記が残っているだけの模様。