福岡市長選 世論調査に見る現在の情勢 [2010年10月4日13:16更新]

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いよいよ来月に迫った福岡市長選挙。9月に入って出馬を表明した元KBCアナの高島宗一郎氏の陣営は先週の1日、中央区薬院の旧高松組本社ビルに開設された事務所において、福岡市内の自民党所属県議会議員・市議会議員らが出席して神事を行った。



これで吉田宏市長、木下敏之氏、植木とみ子氏ら「Aクラス」4人の事務所が開設されたことになり、投票日に向けて激しい選挙戦が繰り広げられることになる。

 

9月25、26の両日にある大手マスコミが行なった世論調査では、トップに現職の吉田氏が躍り出たものの、支持率は約25%と予想以上に低かったという。市長に対する市民の目が厳しいことを如実に物語っており、陣営関係者もあまりの低い数字に驚いているようだ。

 

出足の遅れが心配された高島氏だが、さすがにテレビ出演で知名度が高いせいか2位につけトップとの差はわずか2ポイント。政治経験のない新人としてこの支持率はかなり高いと言ってよく、陣営が本格的に稼動を始めるとさらに躍進することが予想される。

トップの意向を反映していち早く現職の推薦を決定した福岡商工会議所の政治団体「福岡商工連盟」。だが、河部浩幸会長への反発は依然強く、下部組織は各自が自発的に高島氏への応援を始めたから怖い。

 

元市幹部の植木氏は9月27日に市内のホテルで資金調達のための政治パーティーを開催、平日の昼間にもかかわらず約1000人の支援者が集まり盛り上がりを見せていた。世論調査では4位だが、これから追い上げを見せるだろう。

一方、元佐賀市長の木下氏は約12%と意外に善戦している。佐賀出身だけに知名度が低く、民主党県連の推薦も得られなかっただけに心配されたが、佐賀県人会などが熱心に運動している上、反現職層や植木氏から離れた女性の支持をまとめているようで、侮りがたい存在になってきた。

 

過去に例がない大混戦であることは世論調査の数字を見ても明らかだが、その最大の原因は現職の不人気にあると言っても過言ではない。今後の展開、がんばり次第では他の3人にも十分にチャンスがあるだろ。