あるベテラン市議の勇退 [2010年12月27日15:54更新]

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福岡市長選挙で36歳と言う若さで当選した高島宗一郎新市長。その手腕が注目されたが12月議会を無事乗り越えたようだ。若いだけに失言、放言が懸念されていたが、質問などをした各会派の議員から、及第点の評価を受けている。



議会が終わると先生方は、来年春に市議選を控えているだけに、年末年始の挨拶に東奔西走の日々を送ることになる。長老と言われている方の中には、引退し後継者へのバトンタッチを考えて、すでにその作業に入っている者もいるとの噂も聞く。

その1人と言われているのが、中央区選出の石村一明市議。市長選では選対本部の責任者となり組織をまとめ、新市長誕生の立役者であることを、多くの関係者が認めている。だが自身の選挙は別と言われ、過去数回の選挙では最下位当選の常連であったのも事実。そのため支援者も薄氷を踏む心境で市長選に臨んでいた。

ところが今回、これまで自らが支えてきた前衆院議員・山崎拓氏の支援はなく、加えて地盤とする校区から高島氏のライバルとして同じ保守系候補・植木とみ子氏が出馬。直前になって撤退を表明するというドタバタ劇が演じられた。

こうした状況の中で選挙戦を戦った心痛は、はたから見ていても同情を禁じ得なかったほど。これらのことが大きな要因となったのだろう、市長選での勝利を置きみやげに、引退の意向を固めたようだ。

すでに本人はその意志を周囲に漏らしているとされる。もちろん、政治家の発言には多々ある事例ではあるが、本人の性格から考えてみても、今後覆ることはないと思われる。

親子2代にわたって議長を務めた市議も珍しく、支援者の中には惜しむ声も多いが、今後はボランティアの立場で、市政に関与して行く考えのようだ。