全国的に天候が荒れる中、シーズンを迎えた大学受験。今年も15日からセンター試験が、全国各地で行なわれた。
今年は、安定した就職を希望するために大手志向の傾向が強く、少子化が進んでいる割には大学受験者が増えたようだ。また景気の低迷から、公立私立を問わず自宅から通学できる地元大学受験希望者が増えているという。
最終的な志望校についてはセンター試験が終わった後に決めるケースが多いが、中でも就職率の高い大学に志望が集まる傾向にある。
また、受験生父兄の間で最近評判になっているのが「格付投資情報センター」(R&I)の評価。厳しい経済状況が続く以上、在学中の破綻も考えられるのだが、私立大学の教育・研究・経営・財務などを調査し行っている同センターの格付けを重要視する傾向が徐々に強まっている。
こうしたことから私立大学の学部によっては、定員割れが多数出ることも予想される。
バブル期以降、即戦力を求める企業は、専門知識を身につけた専門学校卒業生を持てはやす傾向にあった。だが最近は専門学校が乱立し相対的にレベルがやや低下したようで、その結果、採用対象の重点を4大卒に移す企業が増えている。
そのため私立大学の中では、日常の服装から社会人としての言動に至るまでの指導についてかなり厳しく取り組み、教育の一環として組み込んで就職率の向上に努めているところもあるという。
一方、司法制度の改革などを受け弁護士育成に主眼を置いた大学が一時期話題を呼んだが、弁護士が大量に誕生して飽和状態になったことから、今度は逆に法学部人気に陰りが見え始めた。そのため司法試験の合格率の低い大学は定員割れとなる恐れも出てきている。
社会情勢や経済状況を映す鏡とも言える大学選びと就職事情。受験生の動向や大学をめぐるニュースをよく読むと、様々なことが透けて見えてきて面白い。
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大学受験と就職事情 [2011年1月18日10:26更新]
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