様変わりした節分の光景 [2011年2月4日10:40更新]

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節分と言えば「福は内、鬼は外」の掛け声とともに神社仏閣で年男が豆をまき、あるいは各家庭の中で家族同士で行なうものと思っていた。



ところが最近は年女も裃(かみしも)姿でまいており、さらに今年は市内の神社に人気歌舞伎役者が登場、顔見世を兼ねて豆をまいたという。節分の豆まきも大きなイベントとして認知され、以前とは様変わりしたようである。

 

周辺自治体を含む福岡都市圏には200万人が居住していると言われ、そのうち卯年生まれの男女は10数万人はいるとみられる。中には当然、群集の上に立って豆をまきたいと希望する者も多く、その心理をうまくついたある神社では、1万円を支払うと年男・年女として豆をまけるという催しを行った。

1回30人前後が上がり30分交代で豆をまく。その総数は300人を超えるというから、神社が得る1日の収入を計算すると驚きである。目立ちたい人が名乗り出るのだから、友人知人に前もって時刻を知らせるのは当然で、神社側としては参拝客を集める手間も省けるわけだ。

市内の名士ともなれば各神社から声がかかり、中には豆まきのはしごをする人も出現している。相応のお神酒やお包みを用意して参拝するので結構な出費となり、「最近の節分は年男にとっては受難」と笑っていた。

年々派手になっている節分の行事。多くの人が動くことで神社周辺の飲食店も潤い、各地で相応の経済効果も生み出している。このような祭りは地域にとって必要であり、来年は各神社がさらに趣向を凝らすよう期待したいものだ。