企業幹部宅襲撃事件 [2011年3月8日12:20更新]

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福岡市内にある九州電力会長宅、そして西部ガス社長宅に相次いで爆発物が投げ込まれるという事件が5日、発生した。県警は指定暴力団・工藤会(北九州市)による犯行の疑いがあると見て関係者の家宅捜索を行うなど、捜査を進めている。



西部ガスが北九州市響灘地区で建設中のLNG受入れ基地建設をめぐり、スーパーゼネコンは激しい営業攻勢を行った。利権獲得を目指す暴力団がそれに便乗するように暴力団が動き、ゼネコンの名前を挙げて「また使うのか」などと事業を発注しないよう要求する脅迫文が、1年前に同社に送り付けられていた。

福岡市と違って北九州市は民間工事も少なく、利権をめぐる争いはより厳しい。今回の幹部宅襲撃事件もこうした流れの一環と言えるだろう。最近の取締り強化から暴力団は資金的にも追い込まれており、事件を起こせばさらに取り締まりが厳しくなることを承知の上で、脅迫の意味で行なっているようだ。

 

事件に先立つ3日、5年の歳月をかけたJR博多シティが華々しくオープンし、初日には20万を超える人が訪れたと発表された。この計画が発表された当初、工事をめぐりかなりの暴力団が工事受注をめぐって暗躍した噂が流れたのも事実である。

元請や1次下請けは当局の監視が厳しいため、2次下請けや資材の購入などに企業舎弟や親交企業が入り込み、そこを通じてかなりの資金が流れたと言われている。

工事金額が大きいだけに各団体が介入し、一時は水面下でかなりの抗争があった-当時を振り返り、関係者は重い口を開き始めている。

 

土木建設業界において摘発され公共工事の指名停止などで締め付けを行なっても、暴力団の巧妙な手口は想像を絶するものがあり、一度食いついたら離さないスッポンと同じである。かっては高級外車が暴力団のステイタスであったが、最近は国産のワゴン車などを改装し当局の目をかい潜って活動している。

甘い誘いには毅然とした態度で臨むと同時に暴力団に強い専門家、例えば堀内恭彦弁護士のような人に相談するのも1つの方法であろう。