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福岡市など市においては、商工業者によって組織された経済団体は「商工会議所」である。一方、主に町村においては「商工会」と呼ばれる、小規模事業者を主体とする団体組織が存在し、県の管轄下に置かれている。
旧糟屋郡志賀町が福岡市東区に編入されたのは1971年。この時、なぜか志賀商工会は同市商工会議所に合併されず、小さな組織ながら業務を継続。だが昨年、共済業務などで不正が発覚、上部団体に報告されていた。
内部関係者によると、不正で生じた欠損額は約5000万円に上るとされる。組織にとっては大きな金額で、すでに支払いなどに支障が生じ、上部団体から借り入れて決済をしていると言われる。
今回の不正には男女2人の職員が関係していた模様で、いずれもすでに退職して男性は入院、女性は自宅で普通に生活しているという。ところが監督官庁や捜査当局による事実解明が進んでいるわけでもなく、これだけの事態が事実上、放置されているのが現状である。
もちろん監督官庁は今回の件は知っている。横領行為は立派な犯罪。商工会は被害届を提出しているのか、相談くらいはしたのか定かでないが、少なくとも正式な刑事告訴はしていないという。そのため会員間で不信感が広がりだし、「本来とるべき策をとらないのは商工会幹部自身が不正に関与しているから」-との噂まで流れ始めた。
不正が発覚してすでにかなりの時間が経過しているが、その処理にあまりにも手間取っていることから、被害はさらに拡大するのでは-との憶測も飛び交っている。
小さな町だけに2人の入院状況や日常生活は周囲に把握されており、会員の不満は高まる一方。監督官庁の責任問題に発展する可能性もあるだろう。こんな記事も読まれています

