博多人形の未来 [2011年7月20日12:22更新]

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福岡を代表する伝統工芸の博多人形は、「博多へ来るときゃ1人で来たが、帰りゃ人形と2人連れ」と正調博多民謡にも歌われるなど、多くの人から愛されてきた。



そんな博多人形師に、作家として売り出す者が現れて久しい。全国のデパートで個展を開催するなど、人気作家ともなれば数千万円の売り上げ実績があるという。

中には有田焼の陶芸家と組んで、海外での個展を計画している者も。今後は世界で通用する人形作家が登場する可能性もあり、大いに注目したいところである。

 

著名な人形作家の品はやはり相当値が張るようだが、型抜きによる小型の人形は値段も手ごろで、外国人観光客も好んで求めているようだ。また、東京の浅草や京都のみやげ物品店でも、かなりの売れ筋商品として実績を誇っているという。

福岡の街から博多人形専門店が消えつつあることをきっかけに取材し、この事実を知らされた。意外であったが、博多人形が単なる土産品から地域の名産品、そして世界で認められる文化へと成長する過渡期なのではないだろうか。

こうした状況を踏まえ、さらにより広く認知してもらえるよう博多の伝統文化をバックアップしていくことが今、地元経済界や行政に求められていると思うのだが。