九電のトップ人事 [2011年7月27日11:39更新]

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佐賀県の古川康知事、福岡県の小川洋知事はいずれもかねてから「九州電力」との関係は良好と見られており、そのため玄海原発の再稼動はスムーズに行くはずだと多くの関係者から目されていた。



九電の現社長は、ごぼう抜きでその座を射止めた真部利応社長。だが昨年頃から松尾新吾会長との仲がしっくり行かず、今年6月の株主総会で交代するとの噂が流れていた。それが、3月の東日本大震災に伴う福島原発問題で続投が認められる結果になり、現在に至っていたことは多くのマスコミが報じている。

 

6月の株主総会前には新社長候補として数人の名が水面下で囁かれていたが、やらせメール問題が表面化してからは、問題の処理には辣腕の社長が必要ということだろうか、日名子泰通副社長が取りざたされるようになった。

日名子氏の過去の経歴を見てみると、表舞台からは程遠い裏方に徹した仕事振りで、誰もがやり手と評する人物。一方で華やかさとはこれまで無縁であった。

九州経済界も松尾会長の続投を望んでいるのが実情。そのため、「日名子氏は何らかの条件付でワンポイントリリーフを押し付けられたのでは」と語る関係者も。現在の九州電力において肝のすわった腹で勝負が出来る役員は少なく、同氏に白羽の矢が立ったと見る向きが大勢を占める。

政府の方針が揺れているだけに、早急な解決は無理と理解していても、周辺住民をはじめ早い方針決定を望んでいるのも事実。他社の原発と違って玄海原発はプルサーマル問題を抱えており、さらには鹿児島の川内原発も控えている。それだけに、新社長はかなり辣腕を振るわないと問題解決には至らないだろう。