香港上海銀行・日本撤退 [2012年3月6日09:31更新]

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富裕層の資金は戦前からスイスの銀行に預金されていたが、最近は金利の高い香港上海銀行に移っていたようで、監督官庁もようやく気付いたのか、規制を始めた。



日本の一般的な銀行金利は1%以下で、海外の銀行金利とはかなりの開きがあり、富裕層と呼ばれる人たちの資金が、毎月数億円単位で海外に流失している。

かつてバブル期の博多駅前に、香港上海銀行の支店が開設され博多っ子の話題になり、当時は融資も行っていたため怪しげな人物が多く出入りしていた。

怪しげな人々の凄まじい接待攻勢と、飛び交う現金の実弾で、目先の欲に釣られた支店長がまんまと引っ掛かり、それを読売新聞の新進気鋭記者が、正月明けの一面トップで大きく報じたことで、銀行の不正取引が表面化し当局の捜査を受けた結果、多額の不良債権が発覚したのは言うまでも無い。

矢面に立たされた支店長は捜査の重圧に耐えられず、自ら命を絶つという悲しい事件となって、事件は闇から闇に葬られる結果となり、香港上海銀行は支店を閉鎖、福岡から撤退した。

その後香港上海銀行に対する監督官庁の厳しい規制と罰則で、資金が思うように集まらず、3月23日で新規口座開設業務を停止し、国内に数箇所あった店舗をすべて7月末で閉鎖、日本から撤退することになった。

今後海外への送金は自分で持ち出すか、または地下銀行を利用するか、ドラマの世界が現実味を帯び面白くなってくるだろう。